永安寺 (泉区)

永安寺（えいあんじ）とは、宮城県仙台市泉区福岡字寺下2に存在する寺院である。宗派は臨済宗妙心寺派。

経歴

根白石の西およそ5キロ、標高370.1メートルの座禅堂山の山腹にある寺院である。伊達政宗の嫡子で、仙台藩の第2代藩主となった伊達忠宗は狩猟が大好きだったため、僧侶の雲居は無益な殺生はやめるようによく諌めていた。忠宗はそれを聞き入れて寺院を創建し、雲居を開基としたという。この寺は江戸時代には伊達氏の庇護を受けたものの、明治時代になると急速に衰退して堂坊は朽ち果てるまでになった。現在は再建がなされている。

雲居はこの寺以外にも、瑞巌寺を中興したことでも知られている。また、座禅堂山の山頂には雲居が作ったという座禅堂跡、座禅石などがある。

アクセス

• 泉中央駅より車で30分。