旧字体

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旧字体とは、新字体の制定以前に使用された漢字の字体である。正字体とも。

概要[編集]

旧字体は、主に漢字文化圏新字体策定以前の日本国新字形策定前の中国台湾韓国(現在はハングルで表すことの方が多い)で使用される漢字のことである。それぞれの国で活字体が異なる。

旧字体は本来の漢字の姿を現していると唱える者も居る。

例えば新字体「神」の部首は「示す偏」であるが、実際にはカタカナの「ネ」に近いものとなっている。一方旧字体では「神」である。このように簡略化以前の活字のことが旧字体と呼ばれる。

実例[編集]

旧字体と新字体とで異なる活字を持つ漢字は山ほどあるが、ここでは一例を取り上げる。

簡略化[編集]

まず、全体的に画数が多い部首や部品は一部分を切り取る、新たな部品で置き換えるなどして簡略化された。

示す偏[編集]

概要の欄でも示した通り、旧字体と新字体での示す偏は活字が異なっている。

示す偏の旧字体と新字形の比較

関連項目[編集]