森崎貝塚(もりさきかいづか)とは、徳島県鳴門市大麻町大谷にある貝塚である。
昭和46年(1971年)に発掘調査された貝塚で、発見された貝類は縄文時代中期の初めから後期後半にいたる遺跡であり、大部分がハイガイで外洋性の貝類より内海性のものが多くを占める。出土した土器は、9種類に分類されているが、瀬戸内方面や近畿西部から出土する土器と共通しており、石器は6点、骨角器は1点である。吉野川下流域の縄文遺跡としては貴重で、徳島県の史跡に指定されている。