松本昌次
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松本 昌次(まつもと まさつぐ、昭和2年(1927年)10月9日 - 平成31年(2019年)1月15日)は、日本の編集者、出版者。
略歴[編集]
東京府生まれ。東北大学文学部英文科卒業。高校教師を経て、昭和28年(1953年)4月から昭和58年(1983年)5月まで30年間にわたり未來社に勤務し、埴谷雄高や丸山眞男などの著書の編集を手掛けた。昭和58年(1983年)6月に影書房を創業し、埴谷ら戦後文学者のエッセーを精選した『戦後文学エッセイ選』全13巻を編集・刊行した。主な自著に『戦後編集者雑文抄』、共著に『わたしの戦後出版史』がある。
平成31年(2019年)1月15日、腎臓癌のため、埼玉県狭山市の病院で死去。91歳没。松本の意思により葬儀は行なわないという。
著書[編集]
- 『朝鮮の旅』すずさわ書店 1975
- 『ある編集者の作業日誌』日本エディタースクール出版部(エディター叢書) 1979
- 『戦後文学と編集者』一葉社 1994
- 『戦後出版と編集者』一葉社 2001
- 『わたしの戦後出版史』上野明雄、鷲尾賢也聞き手 トランスビュー 2008
- 『戦後編集者雑文抄――追憶の影』一葉社 2016
- 『いま、言わねば――戦後編集者として』一葉社 2019