来迎寺墓塔群(らいごうじぼとうぐん)とは、鹿児島県いちき串木野市大里に存在する墓塔群である。
古代から中世にかけて、当地方を支配した市来氏の一族の墓塔群であり、鹿児島県から史跡に指定されている。特異な形の宝塔様の墓塔が大小合わせて数十基あり、その中には源頼朝の側妾で、島津忠久の生母といわれている丹後局の墓も存在する。丹後局は北条政子の圧力を受けて市来に下向し、この地で没したといわれている。