木澤佐登志
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木澤 佐登志(きざわ さとし、1988年 - )は、ブロガー、文筆家。
経歴・人物[編集]
中央大学経済学部国際経済学科卒[1]。思想、ポップカルチャー、アングラカルチャー等を論じている。「オルタナ右翼の源流ニック・ランドと新反動主義」(2018年8月24日)がネット上で注目を集めた。2019年に初の著書を刊行し、同年より『現代思想』や『ユリイカ』などに寄稿している。
精神科医の香山リカは木澤の著書『ニック・ランドと新反動主義――現代世界を覆う〈ダーク〉な思想』(星海社新書、2019年)が「これ今年読んだ本でいちばん衝撃でした」とツイートしている[2]。著者については「アカデミズムの外からこういう人が出てくるんだーと目を見張るばかり」[3]「若き鬼才」[4]と評している。
著書[編集]
単著[編集]
- 『ダークウェブ・アンダーグラウンド――社会秩序を逸脱するネット暗部の住人たち』(イースト・プレス、2019年)
- 『ニック・ランドと新反動主義――現代世界を覆う〈ダーク〉な思想』(星海社[星海社新書]、発売:講談社、2019年)
- 『失われた未来を求めて』(大和書房、2022年)
共著[編集]
- 『闇の自己啓発』(江永泉、ひでシス、役所暁共著、早川書房、2021年)
分担執筆等[編集]
- エヴァン・ラトリフ著、竹田円訳『魔王──奸智と暴力のサイバー犯罪帝国を築いた男』(早川書房、2019年)
- ニック・ランド著、五井健太郎訳『暗黒の啓蒙書』(講談社、2020年)
- 河出書房新社編集部編『思想としての〈新型コロナウイルス禍〉』(河出書房新社、2020年)
- 河出書房新社編集部編『BLACK LIVES MATTER――黒人たちの叛乱は何を問うのか』(河出書房新社、2020年)
- 樋口恭介編『異常論文』(早川書房[ハヤカワ文庫]、2021年)
- ユリア・エブナー著、西川美樹訳『ゴーイング・ダーク――12の過激主義組織潜入ルポ』(左右社、2021年)
連載[編集]
- 「ダークウェブの歩き方」 - kzwmn名義。クーロン黒沢が発行するKindle雑誌『シックスサマナ』第31号~第36号(2018年2月~2020年5月)
- 「ビューティフル・ハーモニー」 - 晶文社スクラップブック(2019年5月~)。
- 「失われた未来を求めて」 - 大和書房ウェブサイト(2019年7月~2021年8月)。
- 「さようなら、世界――〈外部〉への遁走論」 - 『SFマガジン』(2021年2月号~)