朝鮮半島新経済地図（ちょうせんはんとうしんけいざいちず）とは、韓国の文在寅大統領が北朝鮮との「共存共栄」を目指して掲げている経済構想である。ロシア極東と韓国南東部を結ぶ日本海側の縦の線と、中国から韓国南西部に至る黄海側の縦の線をそれぞれ鉄道などで連絡する。朝鮮半島を東西に横断する非武装地帯（DMZ）は観光や環境をテーマとした地区として、開発し、この3つの線で構成するH型を軸に人や物の流れを作る構想である。実現すれば、韓国からシベリア鉄道を経て欧州までの移動や物流が可能となる。ただし、北朝鮮の非核化による国際社会の制裁解除が前提となる。