最高裁判所裁判官国民審査

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最高裁判所裁判官国民審査(さいこうさいばんしょさいばんかんこくみんしんさ)とは、日本国憲法にある公務員の選定罷免の国民の権利に基づく最高裁判所の裁判官の審査である。

概要[編集]

日本国民による直接の投票で、最高裁判所の裁判官の任命がふさわしいかどうかの審査のことである。単に国民審査と言われることが多い。日本国憲法79条2項に基づき、最高裁判所の裁判官は任命後初めてとなる衆議院議員選挙と任命から10年を経つごとに衆議院議員選挙で国民の審査を受けなければならない。その際に投票者の過半数が罷免を可とする場合は、その裁判官は罷免されることになる。
ただし、日本国憲法制定から令和4年(2022年11月の時点まで、国民審査によって罷免された裁判官は存在しない。また、任官から一度も上告審に携わらずに、国民審査を受ける裁判官もいるのが現状である。

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