リコール (地方公共団体)
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リコール(RECALL)とは、地方自治体の有権者が提起できる解職請求あるいは解散請求のことである。
概要[編集]
解職請求の場合は地方自治体の住民が、首長や地方議員、首長が選任した副知事や副市町村長、監査委員など、主な地方公務員について、就任から1年がたてば解職、あるいは解散を請求できる権利のことである。解散請求の場合は任期に関係なく、地方議会の解散を請求することができる。
首長・議員の解職、地方議会の解散などは、いずれも総有権者の3分の1以上の署名によって選挙管理委員会に解職・解散を請求することができる。そして60日以内に住民投票が行なわれて有権者の過半数の賛成があれば、議会は解散、首長や議員は解職される。
なお、地方自治法では正当な理由なく他人の氏名を署名する偽造や、無効な署名を有効と見せかけて選挙管理委員会に提出する水増し行為に関しては、懲役か禁固3年以下、または50万円以下の罰金と規定している。