最終氷期

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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最終氷期(さいしゅうひょうき)とは、直近の氷期のことである。約13万年前(約7万年前という説もある)から約1万1700年前までに相当する。「最終」というのはあくまで現段階で最後の氷期という意味であり、今後二度と氷期が来ないという意味ではない。最終氷期は考古学においては中期旧石器時代終盤から中石器時代に相当し、現生人類がアフリカ大陸から南極大陸を除く全世界に分布を広げた時代でもある。地質学的時代区分では新生代第四紀更新世に相当し、最終氷期の終わりと更新世の終わりは一致している。最終氷期の中でも最も寒冷であった2万年ほど前には間宮海峡宗谷海峡津軽海峡対馬海峡が陸続きまたはそれに近い状態になり、多くの動物が大陸から日本列島に流入したと考えられている。