氷期
ナビゲーションに移動
検索に移動
氷期(ひょうき)は、氷河時代の中でも特に寒冷な時代のことである。寒冷となる原因としては、地球の軌道離心率や赤道傾斜角の変化に伴う日射量の減少、火山活動の活発化、二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスの濃度の減少などが挙げられるが、完全には解明されていない。氷期と間氷期を分ける明確な基準はないが、地球全体の平均気温は概ね10℃未満となり、平地における氷河が緯度50度前後より低緯度まで前進すると氷期と呼ばれる場合が多い。直近の氷期は紀元前97世紀頃に終了した最終氷期である。氷河時代においてここ50万年は10万年に一度の割合で氷期が訪れていたが、次の氷期は人類による温室効果ガスの影響を抜きにしてもあと5万年は訪れないと考えられている。