暖色

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暖色(だんしょく)は、色の種類で、視覚から暖かい印象を与える色。暖かさを感じさせる色。暖色系の色。主にオレンジ色黄色から受ける。サーモグラフィーで使われるものの一つ。同じ距離や同じ大きさ、同じ面積でも、実際の位置より、視界から前方に飛び出して大きく見え、見かけの距離が近くに感じられ、見かけの大きさが大きく感じるように錯覚する色で、誘目性が高く、よく目立ちやすく、派手さが豊かで、興奮する色で、刺激を与え、進出して見えるので、進出色という。色に豊かさを感じさせる。自然界で、鮮やかさを再現できる色で、鮮やかさ(彩度)の感じ方やエネルギーが強く見えるのが特徴。お湯及びシャワーの温度差、辛味の程度、危険度、警告の度合いに使われる。暖色は、黄色系の色を除いた場合、火・炎、熱をイメージさせる色、熱を持った色になる。同じ暖色系、同じ進出色でも、黄色は、暖色や進出色の効果はやや薄い。赤は暖色や進出色の効果は強い。熱さを一番強く感じる色は、わずかに紫みの赤(所謂紅色?)を含む場合もある。赤の色相に寄るほど暖かさや進出度や危険度が増し、鮮やかさも増し、暖かさの感じを強く感じる部分となる。高彩度の色ほど暖かさが増す。

可視光線では長波長側の色相に当たる。赤から黄色にかけての色相のグラデーションに当たる。

  • サンプル→
  • 24等分したRGB色相で見た場合→

色相の角度は、0°(360°)〜60°まである。

色相60°のレモン色っぽい色は暖色効果や進出色の効果が弱い。オレンジと黄色の中間色(所謂山吹色?)は進出色寄りの黄色である。

暖色系の色()を色反転すると、寒色系の色()になる。

関連項目[編集]