寒色

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寒色(かんしょく)とは、色の種類で、視覚から寒い印象や涼しげな感じを与える色。寒さ、冷たさを感じさせる色。寒色系の色。青緑から真っ青までの色相、主に青系の色から受ける。サーモグラフィーで使われるものの一つ。同じ距離や同じ大きさでも、視界から後方に引っ込んで吸い込まれて小さく見え、見かけの距離が遠くに感じられ、見かけの大きさが小さく感じる色で、鎮静する色で、後退して見えるので、後退色という。ターコイズブルーシアンという、緑がかった明るい青は、ヒンヤリとした涼しさを感じさせるタイプの色である。寒色は、全体的には青系の色全般に当たる。真っ青の色相によるほど寒さが増す。

  • 24等分したRGBカラーの色相で見た場合→

色相の角度は、165°から240°まである。

ただし、色温度の概念では、寒色は色温度が高い。また、「寒色」と「後退色」には少し違いがあり、後退色は、寒色だけでなく、中性色の緑を含む場合がある。

寒色系の色()を色反転すると、暖色系の色()になる。

関連項目[編集]