普商工農
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普商工農(ふしょうこうのう)は1970年代、1980年代に全日制高等学校の学科序列として使われた俗語。
概要[編集]
戦後の学制改革で中等学校は全て高等学校に統合され、卒業資格では対等になったはず…だが、戦後直後に複数学科を抱えた総合制高校は、単独職業高校復活を求める実業学校卒業生たちの運動によって瓦解し、大学進学ニーズが増しても大学入試は普通科高校の授業科目に準じて行われるため普通科進学者が有利で、高校進学率が高まるにつれ、いつしか士農工商のように普通科進学者が成績上位となる序列化が進行し、士農工商をもじって俗語として用いられた。
21世紀に入ると、AO入試や指定校推薦を行う大学も増え、普通科以外でもスポーツ推薦以外での大学進学者が増え、地域によっては資格取得に直結するとして普通科低位校より、専門学科の難易度が上がるケースも出て、普商工農は死語に近い状態になっている。