日産・エクストレイル

エクストレイル(X-TRAIL)とは、日産自動車が2000年から販売するミドルサイズのSUVである。「トレイル(TRAIL)」とは、森林、林道、オフロード、未舗装路、荒れた道を意味する。

タイヤ外径は724mmという大きめのタイヤで、最低地上高が205mmと高いハッチバック系の車で、ボディを支える力が強い。凸凹道、丸太道、荒れ地、林道、砂利道、段差、階段、石畳、雪道というハードなオフロード・未舗装路の走破性を高めており、機能としては本格的なクロカンSUVとクロスオーバーSUVの中間で、SUVらしさは、外観はクロカンSUVっぽい形がベースで、ボディスタイルがオフロードの野生味を感じるような、シティ系っぽいSUVに仕上げてある。運転感覚は、SUVでは走行性能自体がオンロードのスポーティーな走りとスポーティーなハンドリングの走行を強調している。シャーシ(フレーム)の構造と重さはモノコックとラダーフレームの中間の機能（？）で、普通のシャーシになっている。普通のシャーシでもオフロード走破性はハイレベルに近く、オフロードを重視した設定となる。対地障害角もしっかりと確保されている。

ボディの形状は、3代目のデザインは、丸みの多いデザインとなっている。

駆動方式は、電子制御4WDシステムの「オールモード4×4i」を備えており、同時にシャーシ制御技術も採用され、前輪駆動(FF)をベースにした4WDシステムと駆動力を高めるロックモードの4WDを採用した、FFベースのフルタイム4WDシステムを採用している。4WDモード切り替えレバーは、ダイヤル式で、「2WD」「AUTO」「LOCK」の3パターンの駆動モードが選択できる機能を搭載。様々な道路・路面の状況、走行状況に応じて、3つの走行モードから最適な駆動方式を選んで切り換える機能で、様々な走行シーンに対応する。FFをベースにした、パートタイム4WDとフルタイム4WDを兼ね備えた仕組みといえる。「AUTO」モードは、フルタイム4WDで、オンロードでの常時4WD走行を可能にするモードで、オンロード、濡れた路面、小規模の凸凹道の未舗装路といった、幅広い路面に共通するモードで、常時走行であり、常に高い走行安定性を発揮する。「AUTO」モードでは、タイヤの回転数の前後トルク配分を、前輪100：後輪0から前輪50：後輪50付近に切り替え、前輪57：後輪43にも可変する。「2WD」モードでは、タイヤの回転数は、後輪へのトルク配分を行わず、前輪100：後輪0のトルク配分となる。「LOCK」モードでは、直結4WDで、センターデフをロックする4WDで、大きなエンジントルクを持ち、タイヤの回転数は、前輪50：後輪50固定のトルク配分で、タイヤの回転数が均等になり、凸凹道のオフロード走行、オフロードの登坂路や雪道に使われ、凸凹道のオフロードでフラット感のある安定した走りを実現し、オフロードグリップ、オフロード走破性を向上させる。走行中の状態で、「AUTO」⇔「LOCK」の切り替えは、時速？km/h以内の速度範囲となる。特に滑りやすい路面では、オールモード4×4iがアンダーステアやオーバーステアを和らげるように制御するため安心感が高い。

エクストレイルのオールモード4×4iの走行モード、駆動モード表とその特徴

レバー位置	駆動モードの名称	タイヤの回転数のトルク配分	路面状況、意味、走行時の特徴
2WD	FFの2WD	前輪100：後輪0	一般道路、高速道路のオンロード、乾いたオンロードのグリップ力が強く、通常走行において、燃料消費の低コストに適した走行、経済走行を実現する。
AUTO	4WDオート、FFベースのフルタイム4WD	前輪0：後輪100～前輪50：後輪50	FFベースのフルタイム4WDで、オンロードでの常時4WD走行可能なモードで、4WDモード切り替えレバーの基本位置であり、一般道路、高速道路のオンロード、小規模の凸凹道の未舗装路、濡れた路面の滑りやすいオンロードといった、あらゆる路面状況、幅広い路面に共通する走破性・走行モードで、常時走行である。タイヤの回転数のトルク配分は、路面状況と速度差に合わせて、前輪0：後輪100～前輪50：後輪50まで自動的に変化させ、前後輪の回転差が大きく、前輪57：後輪43（？）にも可変する。
LOCK	4WDロック	前輪50：後輪50	直結4WDで、タイヤの回転数は、前輪50：後輪50固定のトルク配分で、タイヤの回転数が均等になり、前後輪の回転差動が停止され、駆動力を確実に路面に伝え、力強い4WD走行となる。大きな駆動力で、大きなエンジントルクを持ち、凸凹道のオフロード全般を走行するモードで、凸凹道のオフロードでフラット感のある安定した走りを実現し、オフロードグリップ及びオフロード走破性を向上させ、前輪・後輪両方とも凸凹道の路面をしっかり捉える。前後輪のどれかが空転したときなど、低速での走破性に優れている。

4WDでは、オフロードだけでなく、オンロードでの走行安定性向上にも貢献する4WDも選びたい。

SUVではミドルサイズなので、市街地走行にも適している。荷物室の広さは十分に確保され、荷物室はアウトドアニーズに対応でき、アウトドア使用に最適の車である。着座位置はやや高めであるが、ダッシュボード及びボンネットの高さはわずかに低めに抑え、視界の高さは普通であり、ウィンドウの下端の高さはわずかに低く、適度な重心に近く、見晴らしはよく見える。

2代目のうち、2009年12月発売モデルまでは、タイヤ外径は693mmで、タイヤ外径の大きさが足りなかった。2代目のうち、2010年7月に一部改良を行い、タイヤ外径を一回り大きくし、693mm→701mm〜713mmに大きくし、凸凹道のオフロード走破性能を一回り強くし、外観的にSUV要素を強調させた。2代目のエクストレイルでも、外径はイマイチなので、丸太道、ロックセクション、階段の走破性はやや乏しい。

3代目では、タイヤ外径を再び一回り大きくし、707mm→724mmに大きくし、完全な大径タイヤとなった。最低地上高205mmの高さと、タイヤ外径724mmという大径タイヤを履いた車「3代目のエクストレイル」の乗り心地は、凸凹道を含む全ての路面を確実に吸収して快適に走れる。

エクストレイルのバック音（リバースポジション警告音、ライト消し忘れ警告音）の音高の周波数は、約2005Hz(音名：B5より26セント高い)。

バリエーションは、2002年12月に、燃料電池車タイプの「エクストレイルFCV」を開発した。市販モデルのエクストレイルをベースにした燃料電池車。

エクストレイルのライバル車は、エクストレイルとサイズが近い車で、トヨタ：RAV4、三菱：アウトランダー、ホンダ：CR-V、スバル：フォレスター、スズキ：エスクードが競合となり、ライバル車と比較して値引き競争。

初代のエクストレイルには、フェンダーミラー改造車もあった。

2代目[編集]

※2007年8月販売型は赤文字で色分け

年式=2010年7月改良型
販売期間=2010年7月改良型～2013年11月
型式、車台番号=LDA-DNT31／DBA-NT31／T31
グレード=20GT
全長=4635mm
全幅=1790mm=Mサイズ
全高=1700mm
ホイールベース=mm
室内長=2000mm
室内幅=1450mm
室内高=1265mm
ナンバープレートの分類番号=3ナンバー
トランスミッション及び足踏みペダル、シフト=CVT/6AT
駆動方式=4WD、FFベースのフルタイム4WD(？)、電子制御4WDシステムの「オールモード4×4i」、2WD⇔4WD切り替え可
シャーシ(フレーム)の構造=モノコック、普通のシャーシ
車種=SUV
ボディタイプ=ハッチバック系、SUV
タイヤサイズ=2010年7月改良型の場合は、「225/60R17、タイヤ外径=701mm」
ドア数=5ドア
シート列数、シート数=2列シート、5シーター
乗車定員=5人乗り、5シーター
最低地上高=210mm
最小回転半径=
バックドアの開閉=跳ね上げ式
バックドア開けると、全長が「+mm」加わる
スペアタイヤ=
車両重量=1440kg
エンジン型式=M9R、直4
排気量（総排気量）=1997cc
燃料(使用燃料)=ディーゼル（軽油）
チェンジレバー=P、R、N、D、+、-
4WDトランスファーシフトレバーの場所？=
4WDトランスファーシフトレバー=2WD,AUTO,LOCK ON OFF
エンジンブレーキの機能=
バック音及びライト消し忘れ警告音の音高の周波数=2005Hz
ハンドル直径=cm
ハンドルの太さ(厚さ)=cm
ハンドル位置=右
フューエルリッドの位置=右
フューエルリッドのふたの長さ=縦：cm、横：cm
スピードリミッター=180km/h
タコメーターのカウント=6まで
メーターの数字の文字の角度=水平向き、横向き、横書き
トリップメーターの走行距離表示の桁数=？桁
メーターの位置=運転席正面
燃料タンク容量=65L
航続距離(1回満タン走行距離)=約km
ブレーキの機能=ABS標準装備
ボンネットの縦の長さ=80cm（2010年7月改良型）／

※「2007年8月販売型も共に80cm」

地面からボンネットまでの最高の高さ=113cm（2010年7月改良型）／

※「2007年8月販売型は111cm」

室内の床からダッシュボードまでの最高の高さ（床マット無し、運転席の正面のみの最高の高さ）=cm
室内の床から運転席の椅子の底部までの最高の高さ（床マット無し、椅子の中央部？）=？cm
フロントガラスの色=全体が無彩色・無色透明
フロントガラスの広さ=幅（横）:上部cm、下部cm、縦(ガラスに沿った場合)cm
リアガラス(バックドアのガラス)の広さ=
フロントフェンダーの最長=縦：cm、横：cm
リアフェンダーの最長=縦：cm、横：cm
アクセルペダル=縦：cm、横:cm
ブレーキペダル=縦：cm、横:cm
内蔵ルームミラーの最長の広さ=縦：cm、横：cm
ルームミラーの設置場所=
対地障害角=「アプローチアングル=？°、ランプブレークオーバーアングル=？°、デパーチャーアングル=？°」
燃料残量警告灯（フューエルリッドマーク）の色=？、色相の角度：°、「RGB値=R:,G:,B:」「波長=nm」
メーターの各ランプの色、各表示灯、各警告灯の色=「色数：？色」／「色相°」
メーターライト発光式=
テールランプ=
ヘッドランプ=
チルトステアリング機能=
パーキングブレーキの位置=
カーオーディオ専用機器=
オーディオCDドライブ対応メディア=CD-R、
オーディオCDドライブ対応ファイル形式=MP3
ドアミラーの鏡像の最長の広さ=縦:cm、横:cm
生産国=日本

3代目[編集]

販売期間=2013年12月～2022年6月、ハイブリッドは2015年5月～
燃料=ハイブリッド
型式、車台番号=DAA-HNT32
グレード=20X
全長=4640mm
全幅=1820mm=MLサイズに近いMサイズ、Mサイズに近いMLサイズ
全高=1715mm
ホイールベース=2705mm
室内長=2005mm
室内幅=1535mm
室内高=1270mm
ナンバープレートの分類番号=3ナンバー
トランスミッション及び足踏みペダル、シフト=CVT
駆動方式=4WD、FFベースのフルタイム4WD(？)、電子制御4WDシステムの「オールモード4×4i」
シャーシ(フレーム)の構造=モノコック、普通のシャーシ
車種=SUV
ボディタイプ=ハッチバック系、SUV
タイヤサイズ=「225/65R17、タイヤ外径=724mm」
ドア数=5ドア
シート列数、シート数=2列シート、5シーター
乗車定員=5人乗り、5シーター
最低地上高=205mm
最小回転半径=5.6m
バックドアの開閉=跳ね上げ式
バックドア開けると、全長が「+mm」加わる
スペアタイヤ=
車両重量=1630kg
エンジン型式=MR20DD、直4+モーター
排気量（総排気量）=1997cc
燃料(使用燃料)=レギュラーガソリン
チェンジレバー=P、R、N、D、L
4WDトランスファーシフトレバーの場所？=
4WDトランスファーシフトレバー=ALL MODE 4×4-i,2WD,AUTO,4WD LOCK ON OFF
エンジンブレーキの機能=チェンジレバーの「L」
バック音及びライト消し忘れ警告音の音高の周波数=約2004Hz
ハンドル直径=cm
ハンドルの太さ(厚さ)=cm
ハンドル位置=右
フューエルリッドの位置=右
フューエルリッドのふたの長さ=縦：cm、横：cm
スピードリミッター=180km/h
タコメーターのカウント=8まで
メーターの数字の文字の角度=水平向き、横向き、横書き
トリップメーターの走行距離表示の桁数=？桁
メーターの位置=運転席正面
燃料タンク容量=60L
航続距離(1回満タン走行距離)=約km
ブレーキの機能=ABS標準装備
ボンネットの縦の長さ=88cm
地面からボンネットまでの最高の高さ=116cm
室内の床からダッシュボードまでの最高の高さ（床マット無し、運転席の正面のみの最高の高さ）=cm
室内の床から運転席の椅子の底部までの最高の高さ（床マット無し、椅子の中央部？）=？cm
フロントガラスの色＝全体無彩色・無色透明
フロントガラスの広さ=幅（横）:上部cm、下部cm、縦(ガラスに沿った場合)75.3cm
リアガラス（バックドアのガラス）の広さ=縦40cm、横95cm
フロントフェンダーの最長=縦：cm、横：cm
リアフェンダーの最長=縦：cm、横：cm
アクセルペダル=縦：cm、横：cm
ブレーキペダル=縦：cm、横：cm
内蔵ルームミラーの最長の広さ=縦：cm、横：cm
ルームミラーの設置場所=フロントガラスに引っ付いている
対地障害角=「アプローチアングル=°、ランプブレークオーバーアングル=°、デパーチャーアングル=°」
燃料残量警告灯（フューエルリッドマーク）の色=？、色相の角度：°、「RGB値=R:,G:,B:」「波長=nm」
メーターの各ランプの色、各表示灯、各警告灯の色=「色数：？色」／「色相°」
メーターライト発光式=
テールランプ=
ヘッドランプ=
チルトステアリング機能=
パーキングブレーキの位置=
カーオーディオ専用機器=
オーディオCDドライブ対応メディア=CD-R、
オーディオCDドライブ対応ファイル形式=MP3
ドアミラーの鏡像の最長の広さ=縦:cm、横:cm
生産国=日本

4代目、改良型[編集]

燃料=ハイブリッド仕様のみ
年式=2024年改良型？
型式、車台番号=
グレード=
全長=4660mm
全幅=1800mm
全高=1710mm
ホイールベース=mm
室内長=mm
室内幅=1490mm
室内高=mm
ナンバープレートの分類番号=3ナンバー
トランスミッション及び足踏みペダル、シフト=AT
駆動方式=4WD
シャーシ=
車種=SUV
ボディタイプ= ハッチバック、SUV
タイヤサイズ=「245/65R17、タイヤ外径=750mm=ビッグタイヤ寄りの大径タイヤ」
ドア数=5ドア
シート列数、シート数=2列シート、5シーター
乗車定員=5人乗り、5シーター
最低地上高=200mm
最小回転半径=m
バックドアの開閉=跳ね上げ式
バックドア開けると、全長が「+mm」加わる
車両重量=kg
エンジン形式=直4+電気モーター
排気量(総排気量)=cc
燃料(使用燃料)=レギュラーガソリン
チェンジレバー=
4WDトランスファーシフトレバーの場所？=
4WDトランスファーシフトレバー=
エンジンブレーキの機能=
バック音及びライト消し忘れ警告音の音高の周波数=約Hz
ハンドル直径=cm
ハンドルの太さ(厚さ)=cm
ハンドル位置=右
フューエルリッドの位置=
フューエルリッドのふたの長さ=縦：cm、横：cm
スピードリミッター=km/h
タコメーターのカウント=まで
メーターの数字の文字の角度=水平向き、横向き、横書き
トリップメーターの走行距離表示の桁数=？桁
メーターの位置=運転席正面
燃料タンク容量=L
航続距離(1回満タン走行距離)=約km
ブレーキの機能=ABS標準装備
ボンネットの縦の長さ=cm
地面からボンネットまでの最高の高さ=cm
室内の床からダッシュボードまでの最高の高さ(床マット無し、運転席の正面のみの最高の高さ)=cm
室内の床から運転席の椅子の底部までの最高の高さ（床マット無し、椅子の中央部？）=cm
フロントガラスの色=
フロントガラスの広さ=幅（横）:上部cm、縦(ガラスに沿った場合)：cm
リアガラス（バックドアのガラス）の広さ=縦:cm、横:cm
フロントフェンダーの最長=縦:cm、横:cm
リアフェンダーの最長=縦:cm、横:cm
アクセルペダル=縦：cm、横:cm
ブレーキペダル=縦：cm、横:cm
内蔵ルームミラーの最長の広さ=縦：cm、横:cm
ルームミラーの設置場所=
対地障害角=「アプローチアングル=°、ランプブレークオーバーアングル=°、デパーチャーアングル=°」
燃料残量警告灯（フューエルリッドマーク）の色=？、色相の角度：°、「RGB値=R:,G:,B:」
メーターの各ランプの色、各表示灯、各警告灯の色=「色数：？色」／「色相°」
メーターライト発光式=
テールランプ=
ヘッドランプ=
チルトステアリング機能=
パーキングブレーキの位置=
カーオーディオ専用機器=
オーディオCDドライブ対応メディア=CD-R、
オーディオCDドライブ対応ファイル形式=MP3
ドアミラーの鏡像の最長の広さ=縦:cm、横:cm

外部リンク[編集]

ウィキペディアの生真面目ユーザーたちが日産・エクストレイルの項目をおカタく解説しています。

日産・エクストレイル

目次

2代目[編集]

3代目[編集]

4代目、改良型[編集]

外部リンク[編集]

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