日本の警察官の階級

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このページでは日本における警察官の階級について記述する。

概要[編集]

現在、日本の警察官は以下の階級で構成されている。

  • 警視総監
  • 警視監
  • 警視長
  • 警視正
  • 警視
  • 警部
  • 警部補
  • 巡査部長
  • 巡査

一般にノンキャリアは巡査からスタートして昇進試験に合格するなどしてステップアップしていき、よくて警視長まで昇進できるが、大体は警部補にまで昇進した段階で定年退職となる事が多い。

一方キャリアはいきなり警部補からスタートする。警視監までは無試験で昇進できるが、更に上の警視総監を目指す場合は熾烈な出世競争に打ち勝つ必要があるとされる。

階級別の解説[編集]

巡査[編集]

一番下っ端。交通事故・交通違反の処理などで出てくることが多い。事件捜査にあたる刑事の多くはこの階級とされる。

こちら葛飾区亀有公園前派出所中川圭一や、古畑任三郎の今泉慎太郎などがこの階級に該当する。

正式な階級ではないが、この巡査と巡査部長の間に巡査長という階級も存在する。巡査としてある一定年数勤務し、他者を指導するに値すると判断された者が任命されるとされているが、実際は現場の士気維持のための階級と言われている。こちら葛飾区亀有公園前派出所の両津勘吉踊る大捜査線の和久平八郎などが該当する。

巡査部長[編集]

現場の中核にあたる階級。新人の指導や警部補・警部の補佐などが主な役割。巡査として最短2年、最長6年程度勤務することで昇進試験の受験資格を得られる。タクシードライバーの推理日誌の東山秀作・国代義明や西部警察の大門圭介、こちら葛飾区亀有公園前派出所の大原大次郎、名探偵コナンの高木渉などがこの階級。

警部補[編集]

巡査部長の更に上の階級。取り調べなどの調書作成、身柄の引き渡し、各種令状の請求などが出来るようになる。交番勤務の場合、その交番の責任者という立ち位置になる。巡査部長として最短2年、最長4年の経験を積んだ者が昇進試験を受けられる。いわゆるキャリアはこの階級からスタートする。名探偵コナンの佐藤美和子、踊る大捜査線の青島俊作、ハンチョウの安積剛志などが該当する。

警部[編集]

警部補の更に上の階級。現場に直接関わるよりも、現場の指揮を統括する立場に立つ事が多い。相棒の杉下右京、名探偵コナンの目暮十三、山村ミサオ、タクシードライバーの推理日誌の神谷雅昭などが該当する。

警視[編集]

警部の更に上の階級。ここまでは都道府県警察採用の場合は地方公務員として扱われる。警部としての実務経験が一定年数あれば昇進試験を受けられるが、その時点で警視の定員に空きがなければ試験に合格しても昇進できない。西部警察の木暮謙三などが該当する。

警視正[編集]

警視の更に上の階級。ここからは国家公務員として扱われ、都道府県系勤務の場合は地方警務員として扱われる。ノンキャリアでも運が良ければ50歳ぐらいでここまで昇進できることがある。踊る大捜査線の真下正義などが該当する。

警視長[編集]

警視正の更に上の階級。ノンキャリアの場合、推薦によって警察庁へ中途採用されることでここまで昇進できる場合がある。警察内部では警視庁との混同を防ぐためけいしながと呼ぶこともある。

警視監[編集]

警視長の更に上の階級。ノンキャリアだとここまで来ることは相当難しい。

警視総監[編集]

日本の警察官のトップ。ただ警視総監という名称は警視庁のトップとして使われるだけで、道府県警の場合は道府県警察本部長と呼ばれる。キャリアであれば一度は憧れるであろう地位。

警察庁長官[編集]

上記の階級の外にある役職。立場としては警視総監の更に上にある。