数列
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数列とは、数を一列に並べたものである。
概要[編集]
例えば1,2,3,4,…といった様に、複数の数を順に並べたものが数列である。並べる数は何でもよく、例えば{0.0, 1.8, 4.1, 5.1, 6.0, 7.3, …}[1]というのも数列である。
集合との違いは、順番が明確であること、また個数が有限個あるいは可算無限個である点である。数列は、自然数(あるいは1以上N以下の自然数)を引数とする写像(関数)とみなすこともできる。
よくある問題[編集]
数列が出され、その規則性を求めさせる問題や、第n項を求める問題が良く出る。また、数列の和や差を求めたり定式化したりさせる問題も多い。
数列の差を定式化することを「差分」と言い、実関数や複素関数における微分と概念が近い。一方数列の和は、実関数や複素関数の積分と近い概念である。
主な数列[編集]
等差数列[編集]
2,5,8,11,14,…といった様に、一定の差で続く数列のこと。数列の和は、(初項+末項)×数列の長さ÷2で求められる。
等比数列[編集]
2,4,8,16,32,64,…といった様に、一定の比で続く数列のこと。数列の和は、隣り合う数の比をdとすると、(d・末項-初項)÷(d-1)で求められる。
また、dの絶対値が1より小さい場合、数列の和は無限に続いても一定の値に収束する。
フィボナッチ数列[編集]
1,2,3,5,8,13,21,…といった様に、各項が、直前の2項の和になっている数列。
関連項目[編集]
脚注[編集]
- 注