手中のハンドボール

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手中のハンドボール
著者アレキサンダー・レジャバ
発行日2019年9月
発行元牧歌舎
星雲社
ジャンル小説
日本国旗.png日本
言語日本語
ページ数142
コードISBN 978-4-434-26350-7

手中のハンドボール』(てちゅうのハンドボール)は、2019年9月に牧歌舎から出版された書籍[1]

著者はジョージア生まれの分子生物学者遺伝学者微生物学者理学博士アレキサンダー・レジャバ。訳者は児島康宏。長男の ティムラズ・レジャバ(現・ジョージア国駐日特命全権大使)によって編集された、事実を元にした小説である。

概要[編集]

著者は2000年から2012年にかけてつくば理化学研究所で分子診断グループを率いて研究活動を行ったが、その間の、長男ティムラズ(小説内ではテムカ)の少年時代の思い出が作品の骨子となっている。

小説は、テムカが第一人称で思い出を語るスタイルをとっており、冒頭、社会人となっているテムカに小学校時代からの旧友・藤川から恩師の送別会の連絡電話が入るところからテムカの追憶が始まる。小学校ではサッカー部に入っていた仲間たちが、ふとしたことでハンドボールに惹かれるようになったことから、進学した手代木中学校(「手中」と略)で、さまざまな障壁を乗り越えてハンドボール部を創設。以後、弱小チームだった手中ハンドボール部が「ガウマルジョス(Gaumarjos)!(ジョージア語「われらの勝利に!)」)を合言葉に地区大会、県大会と突き進んでいく中、友人、家族、教師、地域の人々との交流が、少年の豊かな感受性を通して描かれる。

メディアやWEB上での紹介[編集]

出典[編集]

  1. https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I029908756-00]国立国会図書館書誌情報,2023年1月15日時点