愛という名の欲望
『愛という名の欲望』 (Crazy Little Thing Called Love) は英国のロックバンド、クイーンが1979年に発表した楽曲。1980年2月の米国ビルボード誌のチャート一位に輝いた。アルバム「ザ・ゲーム」のA面5曲目に収録されており、レコードでの演奏時間は2分50秒程度。
概要[編集]
作詞作曲はボーカルのフレディ・マーキュリー。軽いタッチのロカビリー風楽曲で、ギターのコードを5つぐらいしか知らないというフレディが風呂に入りながら30分程度で書き上げてしまったという。1979年の英国ツアー(クレイジー・ツアー)の時期にはライヴ演奏もされ、録音されて英国内のラジオで放送されていたようであり、EMIによってシングルカットされ、米国ビルボード誌で1980年2月23日に、週間ランキング第1位を獲得。英国で3位など、各国のチャートに入り、当たり前のようにヒットしてしまった。またこの曲を耳にしたかのジョン・レノンが触発され再び曲作りの意欲を燃やしたという逸話も伝わっている。
その後は1986年のマジック・ツアーまで漏れることなくライヴの定番となり、ライヴで唯一フレディがリズムギターを弾く曲となった。80年のツアーではブライアンも曲前半でアコースティックギターを弾き、後半になるとテレキャスターに持ち替えるなどしていたが、その後のツアーでは終始テレキャスターで演奏している。
PV[編集]
メンバーはアルバム「ザ・ゲーム」のジャケットにも使われた若干アメリカナイズされたいでたちで演奏している。フレディは短髪にヒゲなしという過渡期の姿で革ジャンを羽織り、ジョンもBIKEと書かれたTシャツに革ジャン、ロジャーは腹部を露わにしており、ブライアンは短めのカーリーヘアーにサングラスがあまり似合っていないのがポイント。フレディの服が後ろから破かれ胸毛が露わになるさまは極めてエグいものである。途中床から手が飛び出し手拍子を取るという不可解な演出や「Ready Freddie!!」という掛け声も入る。