息長氏
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息長氏(おきながし)は近江国坂田郡(滋賀県米原市)を本拠津する豪族である[1][2]。姓は真人で旧姓は君(公)であった。
概要[編集]
息長氏は古事記、日本書紀のかなり古い時期から記録が残っている豪族である。滋賀県米原市には古墳もある。しかし、事績がほどんど記紀の中に記載されていない謎の豪族である。
古事記では応神天皇の段に、息長君が応神皇子若野毛二俣王[読 1]の子意富富杼王[読 2]を祖とすると記載されており[2]、応神天皇の皇妃として息長真若中比売[読 3]、杙俣長日子王[読 4]の娘として息長の姓が記載されている[3][4][5]。
日本書紀によると684年天武天皇13年に息長公ら13氏が真人になったとの記載がある[6]。それ以外にも記紀には息長を称するものが多数記載されている。
脚注[編集]
読み方[編集]
注釈[編集]
ソース[編集]
出典・引用文献等[編集]
- 竹田恒泰 『現代語古事記 ポケット版』 学研プラス、2016年6月28日 発行、1st。ISBN 978-4-05-406454-6。
- 佐伯有清 『【新装版】 日本古代氏族事典』 佐伯有清 編集、雄山閣、2015年9月25日 発行、新装版。ISBN 978-4-639-02379-1。
- 中村啓信 『新版 古事記 現代語訳付き』 株式会社KADOKAWA〈角川文庫 15906〉、2015年5月15日 発行、初版第11刷。ISBN 978-4-04-400104-9。
- 宇治谷孟 『全現代語訳 日本書紀』下巻、講談社〈講談社文庫 834〉、1993年5月20日 発行、初版第11刷。ISBN 4-06-158834-6。