康慶(こうけい)とは、平安時代から源平内乱時代にかけての慶派仏師。
生年不詳。父母は不明で、康慶の父の親戚と思われる人物が康助。幼い頃から康慶の師である康朝に仏像制作を習う。1152年に作られた吉祥天像が世に送り出した第一号とされる。この頃から興福寺などの奈良の寺院にて活躍するようになり、嫡男の運慶を生む。平重衡の南都焼討を受け、不空羂索観音坐像、東大寺盧舎那仏像、東大寺虚空菩薩像、東大寺四天王像(持国天像)などを復元して世に残した。