川浦ダム

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川浦ダム(かおれダム)とは、岐阜県関市長良川支流板取川の右支川である西ヶ洞谷川にあるダムである。

概要[編集]

1995年に完成し、中部電力が運用している発電用ダム。揖斐川支流根尾川の左支川である根尾東谷川にある上大須ダムを下池として利用する揚水発電を実施している。

このダムは白山山系の山深い場所にあり、下流から川に沿って近づく事は不可能である。上大須ダムから山を越えて川浦ダムまで通じる管理用道路があるが、この道路は関係者以外の通行が禁止されており、入口はゲートで封鎖されている。ただしこの管理用道路に合流する登山道が存在し、その登山道を経由して管理用道路へ入ることでダムまで徒歩でのみ行く事が可能。自由に立ち入ることが出来ないダムなのにダムの写真がインターネット上にあるのは、この登山道を経由してダムを訪れた人が撮影して公開したものである。
なお管理用道路を一般開放していない理由として、管理用道路は落石が多い上に携帯電話の電波が届かず、一般者の通行に対応した道路の維持に費用がかかりすぎるためだという。