川原泉
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川原泉(かわはらいずみ、1960年9月24日 ‐ )は、鹿児島県指宿市出身の女性漫画家。すっとぼけた内容の少女漫画を描いている。
概要[編集]
デビュー年は1983年。描く作品が従来の少女漫画の王道ラインから外れたものばかりで注目を浴びる。年上のおじさんとの恋を描いた『GHQに言うからね』、異常に食い意地の張ったパイロットのエピソード『空の食欲魔人』、田舎の高校生が甲子園で勝ち抜くファンタジー『甲子園の空に笑え』、アイススケートをテーマにした『銀のロマンチック わはは』などがある。
「少女漫画が花を散らすことに注目して、特異体質の変人の話にしてしまうなど、着眼点もぶっ飛んでる異色の作品が多い。」とされるが、『黒のもんもん組』のアシスタントが信州大学の哲学科出身だったりしたのでその影響もあるかもしれない。そのアシスタントというのが、後の「Macの匠」とされる松本裕之である。
キャラクター・システム[編集]
『笑う大天使』あたりから「聖ミカエル学園」(「大天使の乙女たち」と呼ばれる名門お嬢様学校)の生徒たちを中心に描かれることが多い。
作品[編集]
- 『愚者の楽園 ― 8月はとぼけてる』 - 指宿市が舞台。
- 『大地の貴族 ― 9月はなごんでる』
- 『美貌の果実 ― 10月はゆがんでる』
- 『3月革命』
- 『ヴァンデミエール ― 葡萄月の反動』
- 『不思議なマリナー』- 聖ミカエル学園が紹介される。
- 『パセリを詰みに』
- 『森には真理が落ちている』
- 『空の食欲魔人』
- 『カレーの王子様』(1984) -『空の食欲魔人』の続編。
- 『銀のロマンティック … わはは』(1986) - 特にトレーニングを受けたこともないのにトリプル・アクセルを跳んでしまう非常識レベルの女子高生と、元スピードスケーターがペアを組み、クァドラプル・ルッツを跳んでしまうという作品。そのうち本当に出るかもしれない。「聖ミカエル学園学園っつったら、あまりにも有名なお嬢様学校。別名を『大天使の乙女たち』男子学生の夢 …」というセリフがある。
- 『笑う大天使(ミカエル)』 - 映画化された。
- 『オペラ座の怪人』
- 『フロイト1/2』
- 『夢だっていいじゃない』
- 『月夜のドレス』
- 『甲子園の空に笑え!』 - こちらも指宿市が舞台であると思われる。
- 『メイプル戦記』- 『甲子園の空に笑え!』の続編にあたる。