川上則道
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川上 則道(かわかみ のりみち、1943年 - )は、マルクス経済学者。都留文科大学名誉教授[1]。父は経済学者の川上正道[2]。
東京生まれ。1968年東京大学農学部農業経済学科卒業。全国購買農業協同組合連合会(全購連)、産業材料調査研究所を経て、フリーで経済を研究[3]。のち都留文科大学文学部助教授[4]、教授[5]。2008年退職[6]。
川口弘との共著『高齢化社会は本当に危機か』(あけび書房、1989年)で第15回(1990年)野呂栄太郎賞受賞[7]。
著書[編集]
単著[編集]
- 『国民所得論再入門』(時潮社、1986年)
- 『計量分析・現代日本の再生産構造――理論と実証』(大月書店、1991年)
- 『高齢化社会はこうすれば支えられる――徹底解明』(あけび書房、1994年)
- 『『資本論』の教室――きっちりわかる経済学の基礎』(新日本出版社、1997年)
- 『『資本論』で読み解く現代経済のテーマ』(新日本出版社、2004年)
- 『マルクスに立ちケインズを知る――国民経済計算の世界と『資本論』』(新日本出版社、2009年)
- 『マルクスに立ちミクロ経済学を知る』(新日本出版社、2013年)
- 『市場原理と社会主義への展望――マルクスを踏まえて探求する』(本の泉社、2014年)
- 『マルクス「再生産表式論」の魅力と可能性――『資本論』第2部第3篇を読み解く』(本の泉社、2014年)
- 『搾取競争が、格差を広げ、地球環境を破壊する――『資本論』にもとづく現代搾取社会論』(本の泉社、2016年)
- 『『空想から科学へ』と資本主義の基本矛盾――難読箇所をどう読むか 《資本論150年》』(本の泉社、2017年)
- 『本当に、マルクスは書いたのか、エンゲルスは見落としたのか――不破哲三氏の論考「再生産論と恐慌」の批判的検討』(本の泉社、2022年)
共著[編集]
- 『日本経済はどう変るか――七つのポイント』(川上正道共著、東研、1977年)
- 『社会資本の理論』(京極高宣共著、時潮社、1984年)
- 『高齢化社会は本当に危機か』(川口弘共著、あけび書房、1989年)