嵐山 (山)

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嵐山(あらしやま)は、京都府に位置する、丹波高地の山である。

概要[編集]

京都市の西部、桂川の南岸に位置する。京都盆地の西の端で、ちょうど保津峡の入口となる。春は桜に、秋は紅葉に山が染まり、桂川の峡谷の入口に立つ姿が美しいことから、京都を代表する観光地となっている。

地理[編集]

北を淀川支流の桂川に、南を桂川支流の西芳寺川に挟まれている。標高は382mで、すぐ隣の烏ヶ岳の方が標高が高いため凸高は約40mにすぎない。

桂川右岸では、松尾山、嵐山、烏ヶ岳新烏ヶ岳山上ヶ峰と順に並んでいて、この順番で標高が高くなる。この山々の北の桂川沿いを鉄道の山陰本線が、南のポンポン山との間の峠を京都縦貫自動車道国道9号線が通っている。嵐山を含むこれらの山は、ちょうど京都盆地丹波高地の境目となっている。丹波高地では、桂川が保津峡と呼ばれる峡谷を流れていて、保津峡の出口に面した山が嵐山である。

交通[編集]

次の各駅が近い。

  • 阪急嵐山駅 - 嵐山登山口すぐ近くで、渡月橋へも徒歩9分。桂方面からの電車が到着する。
  • 京福嵐山駅 - 渡月橋まで徒歩5分で、嵐山を見る目的であれば便利。嵯峨地区のトラムの駅である。
  • JR嵯峨嵐山駅 - 渡月橋まで徒歩12分とやや遠いが、京都市街南部や京都市外からのアクセスが便利で、亀岡や園部からの列車も到着する。
  • トロッコ嵐山駅 - 嵐山山頂の直線距離での最寄駅。桂川北岸で、嵐山のある南岸に行くことはできない。

周辺[編集]

桂川の対岸の嵯峨地区は、京都盆地の端という性格上、天龍寺を筆頭に数多くの寺社がある。そのため、嵯峨と嵐山を合わせた「嵯峨嵐山」として一つの観光地となっている。

関連項目[編集]

脚注[編集]