岡峯古墳

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岡峯古墳(おかみねこふん)は、奈良県吉野郡下市町阿知賀にある古墳。形状は円墳。奈良県指定史跡に指定されている。

概要[編集]

吉野川の河岸段丘にある直径15メートル、高さ4.5メートルの円墳である。古墳時代後期の築造と推定されている。玄室内には組み合わせ式石棚があり、奥壁には奈良県の古墳では珍しく、石棚がある。和歌山県岩橋千塚に多く見られる形式である。

太刀、金環、ガラス玉、須恵器など多くの遺物が出土し、中でも素環頭柄黒漆大刀に象碧された唐草模様は、法隆寺の平瓦に刻まれたものより半世紀も古く、日本最古の唐草模様といわれている。

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