小松屋本家
ナビゲーションに移動
検索に移動
小松屋本家(こまつやほんけ)は、愛知県知立市にある和菓子製造企業。知立名物であるあんまきの元祖を名乗っている。
歴史[編集]
店舗は旧東海道に面しており、近世以前の知立宿の宿場町の中にあった。この場所は知立神社の参道でもある。1889年(明治22年)頃の小松屋は小規模な茶屋であり、今日のあんまきの皮だけを二つ折りした菓子などを販売していた。明治時代になって砂糖が庶民生活にも普及したことで、創業者である神谷為吉が二つ折りした菓子の中にあんを入れたところ、評判がよかったことから知立名物に発展したとされる。
特徴[編集]
小松屋では1個ずつ焼印を押している。あんまきという名称からあんが主役に思われることが多いが、小松屋本家ではあんよりも皮(生地)の味と食感を重視しており、手焼きした皮を真鍮製のへらで巻いていく手作業にこだわっている。あんまきは大判焼きとよく似ているが、皮に卵が入っていないため、小麦の甘みを活かした素朴な味わいとされる。ライバル企業の藤田屋はチーズあんまきやカスタードあんまきなど豊富なバリエーションで勝負しているが、小松屋本家は黒あんと白あんのみの販売にこだわっている。
2020年(令和2年)1月9日、中京テレビ「キャッチ!」でタレントの古坂大魔王が小松屋本家を訪れた回が放送された。
メニュー[編集]
- 黒あん(180円)
- 白あん(180円)
- マーガリン(20円)
現地情報[編集]
- 所在地
- 営業時間
- 8:00~19:00
- 定休日
- 火曜日
参考文献[編集]
- 「はっくつ新・三河遺産 47 あんまき 知立 手焼きでこその食感」中日新聞、2018年1月29日
外部リンク[編集]
- 小松屋本家 知立市観光協会