富山湾に分布するクリオネの一種

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富山湾に分布するクリオネの一種(Clione sp.)とは、ハダカカメガイ科ハダカカメガイ属に属する未記載種のクリオネの1種である。尚、本種には和名が存在しないため、暫定に記事名をこれにした。

概要[編集]

富山大学院理工学研究部の張勁教授らが、2016年8月に小中学生向けの海洋教室でプランクトンネットを使いプランクトンを採集していたら、偶成本種30匹程が入っていた[1]

その後、富山湾でも100匹を取ることが出来た[1]

この種を遺伝子解析をした所、既存のクリオネとは一致しない事が分かり、新種と分かった[1]

記載後は、北海道蘭越町貝の館魚津水族館で展示予定である[2][1]

形状[編集]

体長は0.5~05mm[1]

生態[編集]

富山湾に分布する。北半球に分布するクリオネの仲間の内、最南で見つかっている[2]

生息数は多いとされており、本種の生息状況を分析することにより「海水の酸性化」についての調査が出来るかもしれないとされている[2]

脚注[編集]

出典
  1. a b c d e 江向彩也夏 (2017年10月12日). “クリオネの新種、富山湾で発見 世界5種類目、固有種か”. www.asahi.com. https://www.asahi.com/articles/ASKBD4GXJKBDPUZB00C.html 2023年12月28日閲覧。 
  2. a b c 藤沢文太 (2017年10月15日). “富山大、新種のクリオネを発見 北半球最南、日本海固有種か”. zaikei.co.jp. https://zaikei.co.jp/article/20171015/405640.html 2023年12月28日閲覧。