定額タクシー
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定額タクシー(ていがくタクシー)とは、タクシーの運賃料金形態の一種で、タクシー事業者が指定する区域と目的地の間であれば、区域内での発着地点・ルートや渋滞の有無に関係なく事前に決まった運賃で利用できるものである。
概要[編集]
主に都市部と空港の間で設定されている事例が多く、都市部発では事前に予約を入れることで、空港発であれば指定の乗り場からであれば事前予約無しで適用される。通常の時間距離併用運賃に比べて最大30%ほど値引きとなり、利用者は前もって運賃が分かっているので安心しやすい。
一方、空港定額で値引きされた分はドライバーの自己負担である。例えば羽田空港から三鷹市までの定額運賃は昼間で12,200円だが、三鷹市の西端に近い国際基督教大学近辺から羽田空港国内線第1ターミナルビルまで通常のメーター運賃で行けば18,000円ほどになり、定額運賃が適用されるとメーター運賃と定額運賃分の差額は「そもそもなかったもの」として扱われる。このためドライバーの中には定額運賃を嫌う人もいる。