官立綿糸紡績工場跡（かんりつめんしぼうせきこうじょうあと）とは、広島県広島市安芸区上瀬野町にある工場跡地の史跡である。
明治元年（1868年）にイギリスから綿紡績機を輸入した明治政府が水車を動力源にして建設した綿糸紡績工場で、この時には広島のほかに愛知県にも建設された。明治15年（1882年）に落成する寸前、士族授産のために広島綿糸紡績会社に払い下げられた。現在では工場敷地の石垣の一部と水車に通じる水門、余水の調節口などが広島県指定の史跡として残っているのみである。
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