守矢頼真書留
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守矢頼真書留(もりやよりまさかきとめ)とは、信濃国に関する史料である。
概要[編集]
著者・成立年代[編集]
著者は諏訪大社の上社の神官長だった守矢頼真。成立年代は少なくとも、天文11年(1542年)から天文21年(1552年)にわたる記録であるから、それ以降となる。
内容[編集]
守矢頼真の書留で、天文11年(1542年)から天文21年(1552年)にわたる記録である。
守矢が経験した神職の次第、神事についてなどを記録しているが、その中でも記録の最初の年、天文11年の記録は武田晴信が諏訪頼重を攻めた際の記録があり、武田晴信の諏訪平定の過程などを知る上では重要な記録となっている。ただ、天文12年(1543年)以降の記録は至って簡略で、最初の年の記録だけが異常に詳細に書かれているのである。いわゆる軍記と、神事についてのメモのようなものである。