奚泥

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

奚 泥(けい でい)は、中国小説である『三国志演義』の登場人物である。

劇中の活躍[編集]

『三国志演義』に登場する烏戈国の王・兀突骨の配下の武将[1]土安と共に藤甲軍の3万人を指揮し、緒戦は大勝した。しかし、これは諸葛亮の計略で、15回もわざと勝たされて盤蛇谷に誘い出され、ここで地雷によって藤甲軍3万人を焼殺するという大虐殺を決行した。藤甲軍は水に強い反面、油が染み込んで火には弱かったので、これにより奚泥、土安ら将兵は殺された。

諸葛亮は後にこの虐殺を後悔して苛み、「国のためとはいえ、この殺生は自分の寿命を縮めるであろう」と涙を流した。この言葉は後に五丈原の戦いで陣没する伏線になっている[1]

脚注[編集]

  1. a b 小出『三国志武将事典』P396

参考文献[編集]