大船神社
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大船神社(おおふなじんじゃ)とは、岐阜県恵那市(旧恵那郡上矢作町高井戸)にある神社である。
概要[編集]
大船山(標高1660メートル)の山頂近くにある神社である。この神社は修験道の行者らによって開かれた神社で、境内には役行者の石仏や石碑、石灯篭などがある。これらは江戸時代後期には既に存在していたようで、寛政10年(1798年)と刻まれている。当時は大船寺という別当の寺もあり、宿坊の数が30を超える勢いだったという。
本殿の彫刻は江戸時代中期を代表する名工である立川富昌の子・立川富重によって安政3年(1856年)に作られたと伝わり、岐阜県の文化財に指定されている。
境内には兄の源頼朝に追われて奥州藤原氏を頼って落ち延びる途上の源義経の腹心・武蔵坊弁慶が植えていったとされる伝説の「弁慶杉」があり、この杉は目通り周囲10.6メートル、高さ40メートルに達し、加子母村の地蔵堂境内にある大杉と共に岐阜県を代表する巨木として県の天然記念物指定を受けている。
また参道も6キロに及ぶ長大さで、樹齢100年を超えるアカマツの並木があり、これも県の天然記念物指定を受けている。