大津京ステーションプレイス
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大津京ステーションプレイス(おおつきょうステーションプレイス)は、滋賀県大津市のマンション。デベロッパーの大覚や住民から欠陥建築が指摘されている。
概要[編集]
滋賀県大津市皇子が丘2丁目字山鷺252に所在する。JR西日本湖西線大津京駅や、京阪石山坂本線京阪大津京駅から徒歩1〜2分と交通の便が良い。
欠陥建築騒動[編集]
本マンションは引き渡し後に数々の不具合が発覚し、その責任の所在をめぐり、南海辰村建設と大覚との間で係争となった[1]。大覚が工事代金の支払を拒否したことを受けて南海辰村建設側が2010年1月に起こした訴訟では、大覚側も反訴したが、2013年2月26日に南海辰村建設が第一審で勝訴した[2]。その後も係争が続いている。
この騒動は、テレビのニュースやワイドショーでも度々取り上げられている。
尤も、いくら手抜き工事を犯したとはいえ南海辰村建設のみにその責任全てを押し付けることは酷である。下請け業者全ての監視が難しかった可能性は否定できないし、デベロッパーである大覚も管理責任があったといえる。実際「大覚グループ企業の管理会社の体制がずさんだ」との住民の声もある。
問題点[編集]
以下に現在までに⼤覚側が主張している問題点及び不審な点を挙げる。
- 南海⾠村建設は合計1350箇所以上ある⼿直し⼯事を現在に⾄るまで完了していない。
- 南海⾠村建設は未⼊居の49⼾分の鍵を現在に⾄るまで引渡していない
- 屋上に増打ちコンクリートを過⼤に打設(250トン)
- 基礎梁コンクリート鉛直打継ぎ部が柱と⼀体化していない基礎梁が4本ある
- 支持層に到達していない杭がある
- 杭の直径が契約図面より細く、鉄筋の数も契約図面より少ない
- 基礎梁設備配管貫通孔補強筋無し(100φ以上)
- 耐震スリットの位置の施⼯不良(約80か所)
- 基礎梁の⽔平打継ぎ不良(⼀体化していない)箇所が多くある
- コンクリート不良(クラック、ジャンカ)が300か所以上ある
- コンクリートに異物が多数混入している
- 各階床レベルのコンクリート打継ぎ部が⼀体化されていない
- 地下⽴体駐⾞場ピットが地下⽔の漏⽔により⽔没し、駐⾞場が使えない(現在も漏⽔は⽌まらず、累計10m以上⽔が溜まった)
- 屋上防⽔の施⼯ミスで最上階(14階)全⼾に漏⽔し、湿気のためキノコが生えている
- バルコニーの床が部屋の床より高く、その対策もしていないため、バルコニーに吹き付けた雨水が部屋に漏水する
- 消火栓用の埋設配管継ぎ手が地中で錆びていた
- 管理⼈室の床下に汚⽔ピットがあり、臭気がエントランスホールに漏れる
- ⾼圧(6600ボルト)の電気室内に配⽔管があり⾮常に危険
- 電気⼯事の施⼯不備
- 避雷針や固定⽅法に不備
- 排水通気管のベントキャップがかぶせてあるだけで固定されていない
- 間違った固定方法が原因で2013年台⾵第18号により防⾵スクリーンが落下
- 建築基準法違反
- JIS規格でない違法なコンクリートを使⽤していた(国⼟交通⼤⾂認定なし)
- 屋上コンクリート増し打ち⼯事に関して、⼯事計画変更の建築確認申請をしていない
- 南海⾠村建設は契約図⾯とは異なる図⾯で施⼯していた(契約違反)
- 設置品⽬の品質が落とされている(キッチンや洗面化粧台、窓ガラス等多岐にわたる)
- クローゼットシステムからウォークインクロゼットに無断で変更していた
- 2階集会室の施⼯⽅法や材料、品質を無断で落としていた
- 雨水貯水槽という地下ピットから滝のように雨水が放流され、騒音になっている
- 雨水貯水槽のはしご取り付け位置や間隔がおかしく、未完成なまま放置されている
- 1年ごとに行われる定期点検に南海辰村建設関係者以外の人物を締め出し
らしい。全部が事実なら相当な手抜きのオンパレードであるのだが。
脚注[編集]
- ↑ 欠陥だらけ?大津マンション訴訟合戦
- ↑ 訴訟の第一審判決に関するお知らせ(PDF) - 南海辰村建設、2013年2月27日
関連動画[編集]
まあこの動画見たらええんちゃう。知らんけど。 YouTube 動画リンク YouTube 動画リンク