大宮八幡宮 (杉並区)

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大宮八幡宮(おおみやはちまんぐう)は東京都杉並区大宮に鎮座する神社である。「多摩の大宮」と呼ばれる。「武蔵国八幡一之宮」と称せられた。武蔵国三大宮(大宮氷川神社、秩父神社、大宮八幡宮)の1つ。

概要[編集]

後冷泉天皇の天喜年間(1053〜57)に、前九年の役が起き、乱を鎮るの勅命をうけた鎮守府将軍源頼義が赴く途中に、この地で源氏の白旗のような八条の白雲の瑞祥を見た。「これは八幡大神の御守護のしるしである」と喜び、乱を鎮めたときはこの地に神社を構えることを誓い、武運を祈り出陣した。奥州平定後の凱旋のおり、1063年(康平6年)、京都・石清水八幡宮の分霊を勧請し創建した。

明治時代以降は「大宮八幡神社」と呼ばれていたが、1981年(昭和56年)に「大宮八幡宮」に改めた。

境内の総面積は、約1万5000坪であり、東京23区内神社の中では、明治神宮(約21万1750坪)、靖国神社(約2万8000坪)に次ぐ規模である。

基本事項[編集]

  • 名称:大宮八幡宮
  • 所在地:東京都杉並区大宮2-3-1
  • 社格:別表神社・府社
  • 祭神
    • 品陀和気命 - 応神天皇(第15代天皇)
    • 帯中津日子命 - 仲哀天皇(応神天皇の父)
    • 息長帯比売命 - 神功皇后(応神天皇の母)
  • 例祭日:9月15日
  • 交通:京王井の頭線西永福駅」徒歩7分

 境内 [編集]

  • 社殿 - 昭和40年竣功
  • 若宮八幡神社
  • 白幡宮
  • 御嶽榛名神社
  • 大宮天満宮
  • 大宮稲荷神社
  • 三宝荒神社
  • 共生の木
  • 多摩清水社
  • 茶室
  • 弓道場・振武殿
  • 夫婦銀杏
  • 義家公 手植松跡
  • 随身像 - 明和3年(1766年)製作
  • 秀吉の禁制札 - 天正18年(1590年)
    • 秀吉の命により木村重茲前田利長(孫四郎)が、境内における殺生禁断、一般人の乗馬での通行禁止、境内山林の竹木の伐採を禁止する旨を掲示し、当宮の保護をはかった。
  • 中世瓦
  • 由井正雪の絵馬
  • 力石石庭
  • 表参道 第一鳥居 
  • 赤門(北神門)