大学ノート

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大学ノート(だいがくノート)とは、罫の入ったシンプルで使いやすいノートのことである。このノートの大学東京大学を指す。大学ノートは明治17年(1884年)に東京大学の前にあった文具・洋書店「松屋」で初めて販売されたというのが定説である。明治初期の大学の授業は、主としてお雇い外国人が外国語で講義をしていた。西洋語でそのままノートをとるのだから、横書きになることは当然である[1]。 その後、丸善が「大学ノート」製品を作り、全国に普及させていった。

当時としては貴重品だったフールキャップという洋紙が使用されていたかなり高価なものであった。そのため、当時の庶民にはとても手を出せず、「東京大学に入れるほどの人しか使えないノートである」という意味で、大学ノートと呼ばれるようになったと言われている。

昭和初期には大学ノートの価格は30銭であった。

注釈・参考文献[編集]

  1. 屋名池誠(2002)「縦書き 対 横書き(2)」『図書』(633)岩波書店