多度津陣屋
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多度津陣屋(たどつじんや)とは、現在の香川県仲多度郡多度津町家中に存在する多度津藩の藩庁である。
概要[編集]
多度津駅の北およそ1キロの海岸近くにあった陣屋である。多度津藩はわずか1万石の小藩で、丸亀藩の京極氏が断絶することを恐れて支藩として立藩した藩である。ただ、当初の藩庁は丸亀城内に設置されており、陣屋が築かれたのは第4代藩主・京極高賢の時である。以後、明治維新まで3代にわたり多度津を直接支配した。
現在その跡地はJR四国多度津工場や多度津観測所などになっており、多度津藩の家老・林氏の東御殿、鍵の手の袋小路などが一部現存しているのみである。
なお、多度津では頭の後ろの出ていない子供を「多度津の殿様」という。おしろ(うしろ)が無いの意味で、無城大名にちなんだものといわれる。