国際捕鯨委員会
ナビゲーションに移動
検索に移動
国際捕鯨委員会(こくさいほげいいいんかい)とは、鯨資源の保存と捕鯨産業の秩序ある発展を目的に、国際捕鯨取締条約に基づき、1948年に設立された国際機関のことである。略称はIWC。日本は1951年に加盟した。当初は捕鯨国でつくる資源管理機関だったが、反捕鯨国が増加して1982年に商業捕鯨の一時停止が採択された。2018年8月時点で加盟国のうち、捕鯨支持国は日本やノルウェーなど41カ国である。反捕鯨国がオーストラリアやブラジルなど48カ国である。このように捕鯨支持国と反捕鯨支持国が激しく対立しているのが実情である。
日本は2019年6月30日にこの委員会を正式脱退する。そして領海や排他的経済水域(EEZ)を操業地域として、31年ぶりに商業捕鯨を再開し、南極海などでの調査捕鯨は取りやめることとした。これに対して欧米などIWC加盟の反捕鯨国が強く反発している。