国鉄キニ17形気動車

国鉄キニ17形気動車 (こくてつきに17かたきどうしゃ)とは、かつて日本国有鉄道は国鉄キハ17形気動車から改造した荷物車 (鉄道車両)である。

概要

前位側の客用扉は撤去し、後位側の客用扉は存置させた。便所と水タンクも種車のものをそのまま使用した。片側2箇所に幅1800mmの両開き荷物扉を設けた。登場時は一般色であったが、晩年は首都圏色となった。

国鉄キニ17形気動車履歴

車番	配置区	旧車番	改造工場	改造年月日	廃車年月日	備考
キニ17 1	高カマ	キハ17 61	多度津	1966年5月2日	1982年2月26日
キニ17 2	高カマ	キハ17 58	多度津	1966年6月28日	1982年9月24日
キニ17 3	高カマ	キハ17 86	多度津	1966年8月18日	1982年9月24日
キニ17 4	高カマ	キハ17 87	多度津	1966年9月30日	1982年9月6日
キニ17 5	高カマ	キハ17 55	多度津	1967年9月8日	1982年7月13日

廃車

他地区から異動してきた国鉄キニ26形気動車や車体更新によって登場した国鉄キニ28形気動車に置き替えられて廃車となった。

参考文献

• 千代村資夫『国鉄郵便・荷物気動車の歩み(下)』ネコ・パブリッシング2006年8月1日第3刷発行。