国立がん研究センター

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国立がん研究センター(こくりつがんけんきゅうセンター、National Cancer Center)は、国立研究開発法人である。国際水準の臨床研究、医師主導の治験等の中心的な役割を担う機関であり、基礎研究と臨床の両方の視点から、がん制圧に資する研究・診療両面でのがん対策を実践する機関である。厚生労働省によりがん診療連携拠点病院に指定されている。

管轄は厚生労働省である。

歴史[編集]

がん診療施設の拠点となる国立機関の必要性が言われるようになり、1959年、厚生省(当時)が「がんセンター」を発表。翌1960年、「国立がんセンター設立準備委員会」が立ち上げられた。1962年1月1日、我が国のがん医療・がん研究の拠点となる国立の機関として「国立がんセンター」として創設された。総長に田宮猛雄(日本医学会会長)が2月1日に就任した。5月23日に病院診療を開始した。2010年平成22年)4月1日、独立行政法人国立がん研究センターに移行した。 2015年8月に中央病院(築地キャンパス)、9月には東病院(柏キャンパス)が相次いで医療法に基づく臨床研究中核病院に指定された。2015年(平成27年)4月1日、「国立研究開発法人国立がん研究センター」に名称変更された。

組織[編集]

  • 中央病院:がん診療のリーディングホスピタルとして、最新のがん医療を全国に普及し、医師、看護師、薬剤師をはじめ多数の優れた専門医療従事者を育成。
  • 東病院:「世界最高のがん医療の提供」と「世界レベルの新しいがん医療の創出」の2つのミッションとする。
  • 研究所:ゲノム・エピゲノム・プロテオーム・メタボロームなど最新の技術を駆使したがん細胞解析に加え、独創的なアプローチによるがん細胞の特性解明研究を行い、発がん機構の理解から治療法・診断法の開発を行う。
  • 先端医療開発センター:創薬概念の実証(POC)を目指した非臨床試験の実施ならびに早期・探索的な臨床TR研究を行う。
  • 社会と健康研究センター:がんの予防・早期発見(検診)に加え、がん患者・サバイバーへの支援、支持療法やがん対策などを組入れ、社会的、経済的、倫理的な諸問題などに関する研究を実施する。
  • がん対策情報センター:がん対策に資する情報・データを収集、整理し、発信を行う。

交通[編集]

  • 築地キャンパス(郵便番号:104-0045 東京都中央区築地5-1-1)
    • 都営地下鉄 大江戸線 築地市場駅A3番出口から徒歩1分
    • 東京メトロ 日比谷線 築地駅2番出口から徒歩5分
    • 東京メトロ 日比谷線・都営地下鉄 浅草線 東銀座駅6番出口から徒歩5分
    • 東京メトロ 有楽町線 新富町駅4番出口から徒歩10分
  • 柏キャンパス(郵便番号:277-8577 千葉県柏市柏の葉6-5-1)
    • つくばエクスプレス 柏の葉キャンパス駅西口から 
    • 東武バス(国立がん研究センター経由)江戸川台駅東口行きまたは流山おおたかの森駅東口行き6分 国立がん研究センター下車/タクシー5分から10分
    • JR常磐線・東京メトロ千代田線・東武アーバンパークライン 柏駅西口から
    • 東武バス国立がん研究センター行き30分/タクシー20分から30分
    • 東武野田線 江戸川台駅東口から、
    • 東武バス(国立がん研究センター経由)柏の葉キャンパス駅西口行き10分 国立がん研究センター下車/タクシー10分から15分
    • 羽田空港から、東武・京浜急行高速バス柏駅西口行き1時間15分
    • 常磐自動車道 柏IC.千葉方面出口から国道16号線へ500メートル先を右折5分