国家非常事態宣言(こっかひじょうじたいせんげん)とは、アメリカ合衆国において武力攻撃や深刻な疫病の発生など、アメリカ大統領が国家の治安上切迫した危機があると判断した際に出す布告のことである。1976年に成立した国家非常事態法に基づく宣言は、2001年のアメリカ同時多発テロや2009年の新型インフルエンザ流行を含めて、2019年2月までに合わせて58件存在する。この時点では31件ほどがまだ継続している。ただし、メキシコの国境の壁建設のような賛否の割れる特定の政策実現のために宣言が出されるのは、憲法違反であるとの指摘も存在する。