回7777M

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回7777M(かいななななななななえむ、かいななせんななひゃくななじゅうななえむ)とは、鉄道オタク君大好きヘンテコな列車である。JR西日本の列車で主に福知山支社所属の車両の検査明けの吹田工場出場回送、検査前の吹田工場入場回送の伴車送り込み回送などに使われる臨時列車スジである。「回7」や「かいなな」、「クモヤサンド」(クモヤ伴車ありの場合のみ)、モンキーパーク(撮影地が)などの通称名がある。撮り鉄が湧くため罵声が飛び交ったり、駅員が出てきたりする荒れやすい列車でもある。 列車番号の前につく「回」は回送列車を、「7777」は列車の行程を、「M」は電動列車を意味する。

概要[編集]

所謂一般人からしたらヘンテコな列車。回7777Mは大阪(吹田)を夕方に出発して夜に福知山へ到着する。基本的にこのスジで回送される車両はクモヤ145系(吹田所属の牽引用車両)、113系(出場回送)、223系5500番台(出場回送)で113系はクモヤ145系に先頭と後尾に挟まれて牽引され通称「クモヤサンド」と呼ばれている。クモヤ145系(1両×2編成)の入場回送牽引車両送り込み回送、223系出場回送は系式単体で走行する。傾向としては入場回送牽引車両送り込み回送は入場回送の前々日、出場回送は本線試運転の当日夜に行われる。出場回送は出場試運転施工日の当日夜に行われ、スジなどはTwitterに流れているため目撃さえ上がれば情報に強くなくても撮影しやすいネタ列車の1つである。なお、入場回送及び出場回送牽引車両返却回送は回7770Mで施工される。

クモヤ145の伴車つき113系吹田出場回送の回7777M。

経路[編集]

夕方に吹田を出発し、北方貨物線を経由し尼崎へ至る。尼崎駅で数分間停車した後、福知山線へ入線。その後塚口駅宝塚駅丹波大山駅などで数分間の停車を繰り返し福知山駅へ至る。最後にそこから福知山電車区まで向かう。

回7777Mを撮影[編集]

回7777Mはヘンテコな列車でオタクが好きそうな列車ということもあり、撮影スポットでは場合にもよるが一つの撮影地に撮り鉄が30人とか40人なんてざらで集まるようなものだ。傾向としては入場回送牽引車両(クモヤ)やクモヤ+113系のクモヤサンドではかなり撮り鉄が湧くが、223系では比較的撮影人口が少なくなる。撮影場所としては、特に三田駅以南で撮影(帰宅するということがあるため)する人が多くなっている。ここでは回7777Mを撮影する主な撮り鉄の行動パターンを紹介する。

北方貨物線[編集]

回7777Mの撮影は時間が遅く露出が低いため、基本的にバルブでの撮影となるのだがここでは夏の日没が遅い時期であれば走行している回7777Mを撮影出来る。ただ、その他の季節では真っ暗になるため頭の悪い人写真の撮影技術が高いバリ鉄くらいしか行かないのでシーズンでの撮影人口の差が激しくなっている。なお、回7777Mはところどころ数分間停車するものの、撮影地はJRの駅から離れており回7777Mの追っかけにはあまり向いていない。キセル大回り乗車が効かない沿線での撮影で駅から離れていることもあってか他の撮影地よりは比較的平和に撮影できるらしい。

尼崎駅[編集]

回7777Mを撮影する撮り鉄が最も荒れがちな駅とされている。酷い時では40人を超えたり…。毎回のように撮影地で問題を起こしたり撮影の邪魔になったような人が誰かの顔写真とその個人情報がTwitterなどに晒されている。アドバイスをするならば学生は制服で撮影に行くことを避けた方がいい。前から順に三脚を使いバルブをする人が雛壇のようにローアングル→ハイアングルで並ぶ現象がよく起こり、これが「雛壇を組む」と呼ばれている。また、雛壇よりも後ろ側では三脚を使わずに手持ちで撮影する人がよく場所を取っている。そういうこともあって望遠が効かないスマホカメラを使うスマホ鉄は後方では撮りづらく(後ろの方では70mm程度の望遠が必要)しばしば雛壇の前に乱入して罵声が飛ばされることもしばしば起こる。大抵(特にクモヤ関連の時)はあまりにも撮り鉄が多く、黄色い線をはみ出して撮影する人も多いので駅員がやってきて規制線が張られている。早い時では1時間半前から張られることもある。撮り鉄暇人かよ。夏場の日没の遅い時期では駅の先端へ行って走行してる車両を撮影することもできる。ただ、雛壇に入りバルブをすることが出来る保証はない。また、快速列車が停車するため素早く宝塚方面への追っかけが出来るため追っかけ撮影地では塚口などの他の追っかけ勢よりは比較的有利に場所を確保することが出来る。

塚口駅[編集]

尼崎駅に次いで最初に撮影する撮り鉄が多いとされる駅。宝塚方面への追っかけも可能だが、宝塚方面では普通列車しか停車しないため尼崎よりも追っかけはやりづらくなっている。そのためか尼崎よりは人が少なく比較的楽に撮影出来る。駅員が出てくることも少なく規制線が張られることもあまりないため、黄色い線を普通に出て三脚を立てる撮り鉄もしばしばいて無法地帯となっている。塚口では通過列車があり、まあまあなスピードで通過する列車との恐怖に耐えながら待機しなくてはならない。

宝塚駅[編集]

元々待機している撮り鉄に加えて尼崎や塚口からの追っかけ勢が集まり混雑は激しくなりがちだが、停止位置に生えている棒が邪魔なので駅としての人気はそこまで高くはない。つまりわざわざ他の撮影地がキャパオーバーしていない限りわざわざ本命で撮りにいくところではない。宝塚追っかけ勢の多数はここまでで追っかけを終了することが多い。一応さらに北への追っかけは可能である。

回7777Mの消滅[編集]

2021年5月のクモヤ運転の際は鉄道ファン対策のため、時間や停車駅等の変更があり、列車番号も回9777Mとして運転されたようである。

関連項目[編集]