営団7000系電車
営団7000系電車とは、1974年に有楽町線の開業に合わせ開発された営団地下鉄の車両。民営化後東京メトロに引き継がれた。
概要[編集]
千代田線の営団6000系電車の標準車両となっている。ただし、さらなる走行機器の省エネ化を目指した点は本系列の特徴である。
将来的に相互乗り入れ先で複数種別で運行する予定があったため、非常扉の上に種別表示用の小窓を備えていたが、複数種別開始時にLED表示改造で対応したため使用されずに終わった。一方で、6000系との識別ポイントともなっている。
車内[編集]
1・2次車では6000系をベースとしている。3次車は8000系の設計思想を採用した。4次車以降は、化粧板をアイボリー色に変更するなど変化が見られた。
走行機器[編集]
チョッパ制御を発展させたAVF式(自動可変界磁式)チョッパ制御方式を採用。
更新工事[編集]
1994年からB修繕工事が始まり、1996年以降はVVVF化、行先表示器のLED化もなされている。残念ながらすべてには及ばず、未更新で廃車になったものもある。
副都心線対応化[編集]
2007年より上記のB修繕工事と同時並行で始まり、ワンマン運転、ATOに対応した。それにともない運転台は10000系と同等の物に交換された。当初は3次車までのVVVF車すべてと4次車以降が対象になったが、途中の計画変更でVVVFの6M4Tは4本が対象外となった。
対象外の車両は2010年までに廃車となり、うちチョッパ車4本がインドネシアに譲渡された。また、15本は8両化されたため余剰の2両は廃車になっている。
17000系への置き換え[編集]
2019年における中期経営計画に基づき2021年より7110Fから置き換えが再開され、2022年4月18日の7134F廃車回送をもって日本での本線上の走行を終えた。(最終運用は2022年4月17日11S 各停 和光市行)ちなみに最後の10両編成である7101Fは新木場CR内で保存、活用されてる。