古豪
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古豪(こごう)とは、スポーツなどの競技において、経験豊富で試合巧者、勢いや運に左右されず力を発揮できる人や団体を指す呼称だが、慣用的には伝統があり、かつて栄えていたもの、強かったものの団体を指す。古豪と判断する基準は人それぞれであり、定義は曖昧なものである。ここでは、後者の意味でよく古豪と称されるものについて列記する。
サッカーにおける古豪[編集]
サッカーにおいては、歴史の浅い日本国内よりも、世界の国々に呼称されることが多い。
- ウルグアイ - かつてFIFAワールドカップで優勝を2度果たしている。
- オーストリア - かつてヴンダーチームと呼ばれ、1931年5月から1934年6月までの3年あまりで30試合して21勝6分3敗という圧倒的な成績を残した。
- ハンガリー - かつてマジック・マジャールと呼ばれ、4年間無敗記録を誇った。
- ユーゴスラビア - 優勝経験こそないが、かつてはFIFAワールドカップやUEFA欧州選手権おいて上位の成績を占める常連国だった。現在のセルビア。
- ポーランド - FIFAワールドカップで二度のベスト4進出を果たしている。
- その他、ベルギーなどに呼称されることが多い。
野球における古豪[編集]
野球においては、特に日本国内で歴史の長い高校野球において呼称されることが多い。
- シカゴ・カブス - 19世紀末から20世紀初頭にかけて強豪と呼ばれ、1906年にはレギュラーシーズン記録(当時、2016年現在でもタイ記録)の116勝36敗でレギュラーシーズン優勝を果たすなどしたが、「ビリー・ゴートの呪い」の1945年を最後にリーグ優勝からも遠ざかっていた。しかし、2016年に71年ぶりのワールドシリーズ進出を果たし、ワールドシリーズではクリーブランド・インディアンスを4勝3敗で下し、実に108年ぶり3度目のワールドチャンピョンを果たした。
バスケットボールにおける古豪[編集]
バスケットボールにおいては、日本国内、アメリカ合衆国の学生チームに呼称されることが多い。
- ボストン・セルティックス - 1950年代から80年代に16度の優勝を果たして以降、低迷期に呼ばれた。
- その他、トーナメントで好成績を収めたチームが低迷を続けている時などに呼称されることが多い。
ラグビーにおける古豪[編集]
ラグビーにおいては、
- 近鉄ライナーズ - 第1回日本選手権に出場。その後1960年代に黄金期を築き、1974年度までで3度の日本一に輝く。
- リコーブラックラムズ - 1970年代に2度の日本一。
- 新日鐵釜石(現釜石シーウェイブス) - 新日鐵釜石時代の1978年度から1984年度まで日本選手権を7連覇。
- 日本体育大学ラグビー部 - 大学ラグビー界の古豪 第7回(1969年)日本選手大会優勝。1969年と1978年に大学日本一、2度の優勝に輝くが2014年関東大学ラグビー対抗戦グループ2部に初の降格となる。
世界では、
- ウェールズ - 1970年代に黄金期を迎え、レッドドラゴンの愛称で世界中を席巻した。
などが古豪として知られる。
箱根駅伝における古豪[編集]
- 明治大学 - 戦前に7度の優勝に輝いたが、39回以降は落ち込む。88回大会には3位になったがその後また落ち込んでいる。