原田城 (出羽国)
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原田城(はらだじょう)とは、現在の山形県東置賜郡川西町上小松にかつて存在した日本の城である。現在は置賜公園(おきたまこうえん)となっている。
概要[編集]
江戸時代前期に仙台藩で勃発した御家騒動である伊達騒動で有名な原田氏が居城としていた平山城の原田城があった。原田氏は伊達政宗の祖父・伊達晴宗の時代に原田家第14代の原田美濃がこの城を居城にしたといわれている。伊達政宗の下で功臣として名高い第17代・原田宗時もこの城を居城としている。
城跡は藤ケ森と呼ばれる小高い丘の上にあり、3方を崖に囲まれ、北は犬川が流れ、南は吾妻連峰と相対し、東に奥羽山脈、眼下には米沢盆地が一望できるという天然の要害である。現在は本丸、2の丸の石垣や空堀の跡がモミの古木と老松に囲まれる形で残っている。
現在は置賜公園となっており、桜が多く植えられ、町民の憩いの場となっている。