南北離散家族

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南北離散家族(なんぼくりさんかぞく)とは、1950年から1953年にかけて朝鮮半島で発生した朝鮮戦争により、多くの家族が分断されて韓国北朝鮮に生き別れになった家族のことである。韓国および北朝鮮は1985年に当局間において、こうした離散家族を再開させる事業を初めて開始した。2000年に第1回南北首脳会談を行なわれたことを契機に活発化し、直接、または映像を通じた再会事業にこれまで当事者の親族を含めると南北の2万3000人超が参加している。韓国統一省への登録者は2018年7月時点で約13万2000人であり、うち約7万5000人が既に死亡している。存命者も85パーセントが70歳以上と高齢化が進んで問題になっている。