共通テスト痴漢撲滅アクション

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共通テスト痴漢撲滅アクション(きょうつうテストちかんぼくめつアクション)は、2023年1月にツイッターで起きた炎上事件のもとになった出来事。作家のアルテイシアが提唱した「#共通テスト痴漢撲滅」が用いられた。

概要[編集]

神戸市東灘区の女性ノラが、大学入試共通テストの受験生への痴漢加害を煽るSNS投稿があることを同区選出の松本のり子西ただすきだ結日本共産党の議員に伝え、「神戸市東灘区 ジェンダー差別を勉強する会」(発案 ノラ)として始まった活動がある[1]。2022年1月8日、これに参加していた作家のアルテイシアがツイッターを使って全国の鉄道会社痴漢対策の強化を訴えた[2]。アルテイシアのツイッターフォロワー等の協力により、ハッシュタグを使用した痴漢撲滅アクションが広がっていった[3]

ユーチューバーせやろがいおじさん、「しんぶん赤旗」「朝日新聞」「毎日新聞」といったマスメディアを介して痴漢被害の認知と社会的な対策の必要性の理解が進む[4]。2015年からストップ痴漢バッジプロジェクトを立ち上げ活動を続ける「痴漢抑止活動センター」の代表 松永弥生[5]も加わり[6]。翌2023年1月10日、一連の活動をまとめた迷える親羊☆志水恵美の漫画が178万回以上の閲覧数をたたき出し、社会の更なる注目を集める[7]

騒動に関連するツイートを収集したブログ記事に「「#共通テスト痴漢撲滅 アクション」について」(Q子の覚書)がある。

アルテイシアの活動に対するクレーム[編集]

この活動に対し、受験生を対象にした電車内の痴漢被害パトロールを2019年から毎年主催していたしろやまとその支持者たち[8]により、

  1. アルテイシア等の活動はしろやまたちの発案の模倣であり、先行実施者のしろやまの自尊心を損う(栄誉を簒奪する)ものである[9]
  2. 無名の市井の女性たちの活動成果を横取りするものである[注 1]

と批判が起きた。
アルテイシアと共に活動していたきだは上記2022年3月2日の自身のブログ記事で既に活動痴漢対策の歴史に言及し、今回の活動はその末端に位置づけられるものであると述べていたが[10]。アルテイシアらへのバッシングはエスカレートしていった。

なお、しろやまの正当性を主張するブログ記事に「#共通テスト痴漢撲滅 は、一般女性のアイデアから始まった!」(GreenEyes)がある。

脚注[編集]

  1. しろやまとその支持者による、痴漢対策の歴史をまとめた具体的な資料(しろやまに「先発案者権(先取権)」がある根拠)の提供は、なかった。
出典

関連項目[編集]