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全力少年
全力少年とは、2005年4月20日に発売されたスキマスイッチの楽曲。作詞者・作曲者=スキマスイッチ。表記法は、「全力少年／スキマスイッチ」。オリジナルキーはニ長調(D)。
オリジナルは、最後の部分でフェードアウトしている。テンポ=134(カラオケJOYSOUNDの音源はテンポ=135)。アップテンポの楽曲。
歌詞の内容の意味、解説[編集]
「全力少年」の意味は、「全力」とは、「100％の力・勇気」という意味で、100％の力を持つ子供。「全力少年」の「少年」は人生用語である。1番には、子供の頃の人生で、何かを目指していくが、身近なものは意外と気付きにくい。当時は、まだまだ、成功より失敗ばかりで、うまくいかなくて、挑戦に失敗し、躓いて転び、挫けたり、試行錯誤したり、ぶつかって傷ついたりする。歌詞に沿っただけのように、「置いてかれる」の意味は、単体だと、日本語の言葉の意味がわかりにくいので、具体的には、少年のエネルギーを生かした状態で、このままでは、相手・仲間より遅れて追いつけないことの焦りや劣等感、勝ち負けや競争の経験の中での不安や失敗などが感じられる。僕の世界が汚れたことにより、過去のことは、他の人から見たら取るに足らないと判断され、過去のことは振り切り、自分の力で新たな経験を考える。そうなると、孤独でいることに慣れてもおかしくない。孤独でいることに慣れると、ときめきが感じられず、夢は大きくならず、つまらない気持ちになり、試行錯誤するときもあるが、当時の孤独な少年としての考え方だと、おそらく独立していくという意味合いであると思われる。孤独な少年では、他に、靴のかかとを踏んだまま歩くこともある。目標を達成できなくて、うまくいかなくても仕方がないと考えている。気を取り直して、今のうちに何かを変える努力をして、勇気を出して挑戦すべきである。
いろいろな学習、勉強したことで、これまで頑張って積み重ねてきた経験などを一度取り払い、過去を振り切る様子が描かれている。あの頃の僕らは、100％の勇気、100％の力を持つ子供たちで、複数の全力少年であり、あえて言うなら、想像できるのは、「勇気100％（光GENJI）」の「忍たま乱太郎」の「乱太郎、きり丸、しんべヱ」の3人は全力少年だったと考えられ、意味的には「勇気100％」とよく似ている。自分の周りにいた仲間を含め、友情を形作り、友達同士でどのように活動、経験するのかを通している。勉強、学習期間を続け、やるべきことをやれば、世界を切り開ける。
2番の歌詞では、「おいてかれんだ」の部分が、「老いて枯れんだ」となっている。それは、おそらく、人生において、主人公がいつか成人になり始めたとき、20歳になったときのことを思い出している。20歳のときに、成功はしているものの、確かに、仕事ばかりの人間などでは、いつか中年っぽくなり、中年っぽい体力の衰えの劣等感が生まれ、若い頃の体力・エネルギーが薄れていくことであり、青春を失うことである。中年っぽい年齢とは、中年の始め（入口）に近く、37歳～38歳で、中年らしく見える時期で、中年への過渡期であり、20歳から見たら老けている。それを「老いて枯れんだ」と表現している。他のものでいうと、音楽用語でいうなら「異名同音」と同じである。または、作詞時に、作詞者本人がパソコンで打ってて、「置いてかれんだ」が「老いて枯れんだ」に変換され、作詞者本人に適したやり方、言葉遊びであり、それを採用したと思われる。2つの意味を、それぞれ同じ発音で表現している。
場合によっては、「おいてかれんだ」の意味と、それらの答えは半分しか正しくない場合もあり、個人的なイメージによって主旨の設定が異なる場合もある。もちろん、さまざまな解釈が可能であるかもしれない。2番の歌詞でも、漢字を用いずにひらがな・ふりがなで「おいてかれんだ」と書くと、意味が、「置いて」「老いて」かどっちか迷う可能性ある。
仕事オンリーで、孤独でも、つらくても一生懸命で、自分の力で勉強を続け、文章作成など、新たな知識を増やし、多くの経験を積み重ね、全力でやり切るしかなく、苦難を乗り越えるような、忙しい日が続いている状況になっている。そこから続く次の部分は、輝いていたものが目の前に見えており、それを早く見つける様子が描かれている。
やがて、主人公は、成功すべきものなど、大切さを探さなければならない。尽きることのない情熱的なエネルギーを持ち、涙を拭いている場合も無く、感情にとらわれずに前進し、心や活力を蘇らせる。2番のサビも、全力少年であることの意味が再構築されている。そこから、一歩踏み出し、何かを生み出していく。
成功した主人公が見ている景色から、答えを探すのをやめ、過去のことを振り切り、未来のために、自ら新たな希望を探し出したり、独立、自立して、自分らしさを出していく。
過去のつらいことなどの夢ももう一度探し、孤独でも悲しみから立派に立ち上がり、夢と希望、愛、孤独、つらさ、悲しみを乗せて、つらくても一生懸命で、かろうじて苦難を乗り越えて、頑張るしかなく、やり切るしかなく、やるべきことをやり、新たな夢、明るい未来に向かってまっしぐらに動き出す。孤独や悲しみは一時的であり、実際は、離れていても、つながっていたいと気持ちや、みんな笑顔で一緒に頑張ろうという印象が描かれている。子供時代からの友情が大人になっても継続している。視界や背景が鮮やかになり、澄み切っていく。
楽曲分析[編集]
音源は、オリジナルでも、カラオケJOYSOUNDの音源は、表記法は、「全力少年(version II)」「全力少年(カラオケJOYSOUND音源ver.)」？ カラオケJOYSOUNDの音源のアルバムは、「カラオケ JOYSOUND BEST スキマスイッチ (Originally Performed By スキマスイッチ)」で、itunesに収録。
Aメロの部分では、コード進行は「D→F#m→G→Gm6」となり、Aメロから4小節目のコードを、主調（ニ長調）のサブドミナントマイナー（準固有和音の4度の和音）にして、一瞬切なさを醸し出し、明るさとせつなさが同居し、センチメンタルな雰囲気が出る。A’メロの部分のうち、A’メロから5小節目～8小節目のコード進行は、「F#m→Bm→B7→Em7→A7sus4→D」で、Aメロと比較すると、A'メロから6小節目の部分では、メロディーの音名を「B2」から「D3」に変え、コード「Bm」を「B7」に変えている。ここで、「B7→Em7→A7sus4→D」のコード進行は、「B7→Em7→A7→D」として扱い、2番目のコードに対するセカンダリードミナントを使った、2度下行形の和声的反復進行になっていて、より気分が盛り上がっている。サビに入る前の部分で、A’メロの偶数小節の8小節目でニ長調のドミナント終止になっている。その次に続く、Bメロの部分にも、主調のサブドミナントマイナー、「Gm」のコードが出て、ここも一瞬切なさを醸し出す。
サビは、コード進行は、前半は「G→A7/G→F#m→Bm→Em7→F#m→G→★C#m7(b5)→F#7(#9)」で、後半は、4小節目までコード進行が同じで、サビ後半のから4小節目のメロディーの音名の一部「F#3」を「A3」に変えている。「★印」の部分のコードは、カラオケJOYSOUNDの音源では、「ド#.ミ.ソ.シ=C#m7(b5)」ではなく、「ド#.ミ.ソ.ラ#=C#m6(b5)=A#dim7/C#=C#dim7」になっている。オリジナル音源及びバンドスコアでは「ド#.ファ#.ソ.シ=C#7sus4(b5)」である。
2番のサビの後、Cメロへの橋渡しする間奏の部分については、コード進行は、「D→Am7/D→G/A→D→Am7/D→G/A→A/B→B/C#→C/D→★D/E」となるが、ここでの「★印=D/E（ミ.ファ#.ラ.レ）」の部分は、カラオケJOYSOUNDの音源は、ベース音が「ミ」ではなく「レ」になっているので、「コード：D(レ.ファ#.ラ)」になっている。カラオケJOYSOUND音源では、コード進行は、「D→Am7/D→G/A→D→Am7/D→G/A→A/B→B/C#→C/D→D」となる。オリジナルの場合、音源は、バージョンが2つ存在することになる（？）。
全力少年のバンドスコアの楽譜が無いと、わからない。バンドスコアは、楽器演奏用のことである。
吹奏楽編曲版では、実音のキーは、オリジナルキーより全音低く、「ハ長調(C)」になっている。吹奏楽編曲版の音源は、「演奏者：ポップス吹奏楽？、編曲者：GrooveCast」。
カバーしたアーティスト[編集]
- コブクロ
- 大城美友
- 島津亜矢
- D-LITE
- 美吉田月
音域[編集]
1オクターブ半+半音。半音19個。
※440Hz=A3とする。