倉橋のぞみ
プロフィール | |
---|---|
別名義 | 吉沢あゆみ |
生年月日 | 1975年1月23日 |
現年齢 | 49歳 |
毛髪の色 | ブラック |
公称サイズ(時期不明) | |
身長 / 体重 | ― cm / ― kg |
活動 | |
ジャンル | 写真 |
モデル内容 | ヌード |
テンプレート - カテゴリ |
倉橋のぞみ(くらはし のぞみ、1975年1月23日 - ) は、日本のロリータモデル。ロリータとしての活動はおおむね1985年から1988年にかけて。キャリアの初期には吉沢あゆみ(よしざわ あゆみ)名義で活動。写真家・彩紋洋実の撮影した写真集を何冊か残す。
来歴[編集]
1985年4月、吉沢あゆみ名義のオムニバス写真集が発売される。これがロリータとしてのキャリア開始[1]であるが、当時8歳[1]で、そこから換算すれば『倉橋のぞみ13歳』の頃には11歳となるはずである。この年齢詐称について、斉田石也は「当時は少女ヌードに対する風当たりがかなり強くなっていたため、小学生の年齢を公表するのが憚られたのではないか」と推測している[2]。川本耕次は、ロリコンにとって最も美味しいおかずは13 - 14歳であるのでそれに合わせたとしている[3]。
1986年発売の『倉橋のぞみ13歳』が倉橋のぞみ名義のデビュー作である。これは20万部を売り切るという空前の大ヒットを記録した。1987年の『倉橋のぞみ14歳』も変わらず20万部の大ヒット、そしてミュンヘン郊外で撮影された1988年の『倉橋のぞみ写真集 vol.3 ラストメッセージ』がロリータとして最後の写真集である[4]。
1986年からの3年間は、彩紋洋実が撮影した写真が三和出版の『ロリコンHOUSE』『ロリくらぶ』に掲載され人気を博す[3]。当時の倉橋は『週刊プレイボーイ』『フライデー』『週刊宝石』『すっぴん』『写楽』などのグラビアや「守護神」[5]のCMガール、「マイルドワン」[6]のイメージキャラクターなど、マスコミでの活動も精力的に行っていた。
彩紋がジャズピアニストで作曲家のマル・ウォルドロンと結婚し(1980年とされている)、彼とともにベルギーへ渡ったのと一緒に、倉橋も渡欧する(彩紋とは家族同然のつきあいだったという)。この時の渡欧の目的を「ジャズ・シンガーになるための留学」とする資料もあるが、結局諸事情により断念している[7]。
帰国後、某国立大学で国文学を学ぶ。卒業後は教員採用試験に落ち、学習塾で国語を教える。帰国後は長らく活動から遠ざかっていたが、『ロリコンHOUSE』の二代目編集長・辺見の訃報を聞いて三和出版を訪れた際、同誌の元編集長・松本裕に「どうだ、また写真集つくってみないか」と言われ、それがきっかけで『倉橋のぞみinベルギー王国』が制作される[4][8]。
1999年以降はロリータ時代の集成写真集や成人モデルとしての写真集を発表しているが、この時期、マル・ウォルドロンも頻繁に来日しており、三和出版にも出没した[3]。
写真集[編集]
- 彩紋洋実, 会田我路et al.『Beppin増刊 ロリータ・スクランブル』(1985/04, 英知出版) ※オムニバス
- 石川洋司, 彩紋洋実et al.『12人の少女の饗宴 少女写真 II』(1985/08, 白夜書房) ※オムニバス
- 以上、吉沢あゆみ名義
- 彩紋洋実『倉橋のぞみ13歳』(1986/11, 三和出版) ※年齢詐称
- 彩紋洋実『倉橋のぞみ14歳』(1987/11, 三和出版) ※年齢詐称
- 彩紋洋実『倉橋のぞみ写真集 Vol.3 ラストメッセージ』(1988/10, 三和出版) ※年齢詐称
- 彩紋洋実『少女時代 倉橋のぞみ写真集』(2012/02, 三和出版 ISBN 978-4-7769-0710-7) ※上記3冊の集成
- 美見卓也『倉橋のぞみ24歳』(1999/12, 三和出版)
- 美見卓也・彩紋洋実『倉橋のぞみアゲイン』<SANWA MOOK 57>(2001/09, 三和出版)
- 彩紋洋実『倉橋のぞみinベルギー王国』<SANWA MOOK 38> (2002/11, 三和出版)
- 美見卓也『倉橋のぞみ写真集メモリーズ』<SANWA MOOK> (2011/07/05, 三和出版 ISBN 978-4-7769-0669-8) ※DVD付き
- 彩紋洋実『思春期』<SANWA MOOK> (2012/10, 三和出版 ISBN 978-4-7769-0902-6)
フィルモグラフィ[編集]
ビデオ[編集]
- 『I LOVE YOU』 - 倉橋のぞみファンクラブ会員限定で配布。アイドルのPV風の作りで、児童ポルノにあたる要素は一切無い。本作品によると1975年生まれ。おそらく正しい年齢であろう(1986年発売の写真集で13歳ならば1973年生まれだ。このような年齢詐称は一部マニアの間で早くから知られていた)。
- (タイトル不明) - 彩紋洋実インタビュー(元はテレビ番組?)、『I LOVE YOU』での一部場面のロングバージョン、そして彼女出演のテレビCM映像を繋ぎ合わせたもの。
- 『ラストメッセージ』 - 撮影のメイキング風景やプライベート映像。近いうちに海外留学すること、同名写真集が最後の写真集となることが本人の口から語られる。
(出典:[9])
DVD[編集]
- 『倉橋のぞみ/帰ってきたプレミアム・アイドル』(2001年10月26日)
出典[編集]
- ↑ a b 斉田石也「伝説の美少女モデル 倉橋のぞみの13歳~現在まで」、『スーパー写真塾』第18巻第12号、コアマガジン、2001年、 75頁。
- ↑ 斉田石也「名作写真集で振り返る 美少女モデル黄金期!!」、『スーパー写真塾』第19巻第4号、コアマガジン、2002年、 93頁。
- ↑ a b c 川本耕次 『ポルノ雑誌の昭和史』 筑摩書房〈ちくま新書927〉、2011年10月10日、188-189頁。ISBN 978-4-480-06631-2。
- ↑ a b 松本裕「倉橋のぞみ 1987~1988 Turn of the innocence」、『裏アリス』第1巻第1号、三和出版、2002年11月1日、 64-67頁。
- ↑ 兼松江商の悪酔い防止ドリンク
- ↑ JTのルートで販売されていた二日酔い予防薬
- ↑ 『ヤングビンタ』第2号、バウハウス、1999年11月16日、 。
- ↑ 『裏アリス』2(1) pp63-67 (三和出版、2003年1月)には未公開ショットが収録されている
- ↑ “ファンクラブ・その他”. アリスビデオのデータベース(仮). 2020年5月5日確認。
参考文献[編集]
- 『アリス・クラブ増刊 Milk Club 1992年版』 白夜書房、1992年7月15日。