伊藤修 (経済学者)
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伊藤 修(いとう おさむ、1956年 - )は、経済学者。埼玉大学大学院人文社会科学研究科教授。研究分野は金融論、日本経済論、経済政策論[1]。
経歴・人物[編集]
長野市生まれ。1979年東京大学経済学部卒業。1984年同大学院経済学研究科修了[2]。1985年大蔵省財政金融研究所研究員(1987年まで)。1986年神奈川大学専任講師、1988年助教授、1996年教授。1999年埼玉大学経済学部教授[1]。2010年時点で埼玉大学経済学部長[3]。2016年時点で埼玉大学大学院人文社会科学研究科長[1]。2018年埼玉大学理事・副学長(研究・産学官連携担当)[4]。
1995年「日本の金融システム・歴史的分析」で博士(経済学)(東京大学)[5]。1996年『日本型金融の歴史的構造』第6回(1995年度)エコノミスト賞受賞[6]。
「大師匠・有澤廣己、師匠・中村隆英門下の末席」を自任している[4]。
財務省財務総合政策研究所財政史室編『平成財政史(平成元~12年度)第6巻 金融(含金融資料)』(白峰社、2019年)の共著者[7]。
著書[編集]
単著[編集]
- 『日本型金融の歴史的構造』(東京大学出版会、1995年)
- 『日本の経済――歴史・現状・論点』(中央公論新社[中公新書]、2007年)
- 『日本経済《悪い均衡》の正体――社会閉塞の罠を読み解く』(明石書店、2016年)
共著[編集]
- 『バブル期の金融政策とその反省』(香西泰、有岡律子共著、日本銀行金融研究所[IMES discussion paper series]、2000年)
- 『セゾンの挫折と再生』(由井常彦、田付茉莉子共著、日本経営史研究所編纂、山愛書院、2010年)
- 『山一証券100年史(上・下)』(粕谷誠、橋本寿朗共著、日本経営史研究所、販売:極東書店、2011年)
- 『現代の資本主義と金融』(北村巌共著、えるむ書房、2014年)
編著[編集]
- 『市場化とアメリカのインパクト――戦後日本経済社会の分析視角』(渋谷博史、丸山真人共編、東京大学出版会、2001年)
- 『通貨・金融危機と東アジア経済』(奥山忠信、箕輪徳二共編、社会評論社、2005年)
- 『バブルと金融危機の論点』(埼玉大学金融研究室共編著、日本経済評論社、2010年)
- 『金融業』(齊藤直共編著、日本経営史研究所[産業経営史シリーズ]、2019年)
- 『日本金融の誤解と誤算――通説を疑い検証する』(植林茂、鵜飼博史、長田健共編著、勁草書房、2020年)
英語の著書[編集]
- Japanese Economy and Society under Pax-Americana(共著、University of Tokyo Press、2002年)
- Economic History of Japan 1914-1955(共著、Oxford University Press、2003年)
- Fiscal and Monetary Policies in Japan.in Stable Growth Period.1972 to 1990(共著、Ministry of Finance、2010年)
出典[編集]
- ↑ a b c 伊藤 修 人文社会科学研究科 埼玉大学
- ↑ 伊藤 修 明石書店
- ↑ バブルと金融危機の論点 紀伊國屋書店
- ↑ a b 埼玉大学産学官連携協議会News Letter#48(PDF)埼玉大学産学官連携協議会、2018年4月
- ↑ CiNii 博士論文
- ↑ エコノミスト賞 歴代受賞者 週刊エコノミスト
- ↑ 平成財政史-平成元~12年度 財務省財務総合政策研究所